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横須賀のカウンセラーのブログです。『箱庭療法』を中心に、カウンセリング・心理学全般を考察中。映画や本についての感想もUPしています。
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晴れです。暖かいです。昨日は深夜に雨が降ったとか降らなかったとか・・・。

今日はカウンセリングの理論というよりは、過程(段階・プロセス)を図式化した『コーヒー・カップ方式(國分康孝)』を紹介したい。
なお、解説・説明の多くは(ほとんど全て?)は『諸富祥彦』さんの『新しいカウンセリングの技法』に寄るものです。


コーヒー・カップ方式(國分康孝・諸富祥彦)』(カウンセリング

この方式については、『SGE』の講座などで、幾度と無く紹介されていたので、馴染みのあるものだ。単純だけれど、非常に簡潔に分かりやすく、「カウンセリング」の過程を説明している。

カップ1
カウンセリングは基本的に次の3つの段階で進められる。

①関係形成期(ラポール形成・心と心をつなぐ段階)
②自己探索期(自分を深く見つめる段階)
③行動計画期(これからどうするか具体的に実際の行動を計画する段階)

それを「外界(現実世界)」と「内界(内面世界)とに分け、図にしたものが、上の写真になる。この形が「コーヒー・カップ」に似ているので『コーヒー・カップ方式』と言われている。上へ行くと「外界」、下に行くと「内界」となっている。

つまり、①外界から内界へ→②内界での自己探索→③再び外界へという段階になる。もちろん、②がなく③に跳ぶこともあるし、②が紆余曲折して上がったり下がったりの繰り返しもある。

初期に外界にて問題に直面し、次第に内界の自己探索を深めていく。そして、内界で自分の進むべき道を発見したら、再び外界でいかにしていくかを考えつつ意識を外界へと高めていく。それぞれの段階において適切な「心理療法」を施すことによって、その営みを援助していく。


カップ3
基本は「ロジャーズ」の「人間中心療法」であるが、これも段階に応じて、技能が変わって行く(変えていく)ものとしている。

その按分が難しい。達人・名人の技だな。もっと、構造化して欲しいという気もする・・・。

おやすみなさい。



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 曇り。昨日と違って寒い、寒い

昨日は昔の同僚や教え子と定期的な飲み会。楽しい時を過ごしたのでブログはお休み。
まあ、元々、自分の勉強のために再開したブログなので、無理せず続けていく
時々、読んで頂けたら幸いです。

今日は、「カウンセリングのための心理学」シリーズ。『ソリューション・フォーカスト・アプローチ』について紹介する


ソリューション・フォーカスト・アプローチ』(カウンセリング

簡単に言うと、クライエントが持っている長所や既に持っている「資源」(能力・スキル・人間関係など)を活用して、クライエントを「勇気づけ」ながら、問題や課題に向かい合わせて行く療法。
カウンセラーが主導するのではなく、クライエント自身が問題解決する力を持っていると信じ、支えていく。

その点では『人間中心療法』と哲学的に似ているが、『ソリューション・フォーカスト・アプローチ』(以下『SFA』)では、質問が大きな意味を持つ。


SFA1.jpg
アメリカの「スティーブ・ド・シェイザー」・「インスー・キム・バーグ」を中心に開発された心理療法。1980年代から盛んになったブリーフ・セラピー(短期療法)の一つ。解決志向アプローチなどと訳されている。
現在、流行の『コーチング』にも連なるもの。

問題の原因の追究や分析はせず、将来の解決像を築きあげていく点に特徴がある。

その基本的考え方は、


SFA2.jpg
「何が悪いか」ではなく「良くなるために何をすれば良いか」に焦点をあてる。

「三原則」として、
① もしうまくいってるのなら、変えようとするな。
② もし一度やって、うまくいったら、またそれをせよ。
③ もしうまくいっていないのであれば違うことをせよ。
がある。

そのために、『ウェルフォームド・ゴール』と言われる目標設定が重要で、これは、クライエントにとって何が重要かが問題であり、カウンセラーの判断は必要ない。また、小さく、近く、具体的な目標設定で、ステップ・アップを目指す。
小さな成功体験が自尊感情を取り戻す一助になるのかな?

細かな技法は色々あるけれど、紹介してたら、限りないので、今日はここまで。
でも、『コーチング』って言葉は好きじゃないな。運動部のコーチのイメージがあるからかな。
本来の『SFA』の理念とは遠い気がする。


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晴れ。明日からちょっと崩れそうだけれど、とりあえず晴れは◎。

いろいろやりたいこととやるべきことと詰まってて、結構大変。でも、躁ではないよ。
気持ちは落ち着いている。
身体がついていかないだけだ。

今日は、ちょっとこじつけだけれど、色彩心理学の「CST法」とか、いわゆる「芸術療法」が気になったので、その中の『コラージュ療法について紹介する。
カウンセリングのための心理療法」として使いたい療法だ。


コラージュ療法』(カウンセリング
芸術療法』であり、一方的な解釈はしない。
全体的な印象の素朴な表明は有っても良いが、決め付けは有り得ん。
やり方は以下の通り。


コラージュ療法1
必要なのは、紙と素材とはさみとのり。
例えば、いろんな雑誌(カラーの写真が載っているのが望ましい)から、興味を感じたのを切り取り、組み合わせて、台紙の上で再構築していく方法。これを『コラージュ』と言う。
多くの芸術家も採用している表現だ。

紙の大きさは八つ切り程度が良いとか。でも、決まりはない。
素材は、カウンセラーが用意しても良いし、クライエントに準備してもらっても良い。
特徴的なのは、『箱庭』とは違って、再現はできない、1回限りである点だ。
不可能ではないが、えらい手間がかかる。

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コラージュ療法2
完成された作品(満足のいった作品)は、解釈はせず「味わう」ことが大事。
ただ、テーマを限定することも可能だ。
例えば、「成りたい自分」とか「自分の中の嫌いな部分」とか・・・。
ネガティブにもポジティブにも応用できる。

彩色や工作は自由だが、最初から指示はしない。
「自己実現」に使えると良いかな。


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 晴れ 暖かくはないかな

カウンセリングのための心理学」について書いてきたけれど、良く考えたら、肝心の『箱庭療法』についてまとめて述べていないことに気づいた
そこで、急遽、概略を書いておこうと思う。


箱庭療法ー歴史』(カウンセリング

箱庭療法』の歴史を紐解くと、5人の偉人?を忘れるわけにはいかない。
1人目は、「ジュール・ヴェルヌ」とともに「SFの父」とも称される『H・G・ウェルズ』だ。『箱庭療法』のルーツを辿ると、彼の書いた1冊の本に行き着く。


ウェルズ箱庭
1911年に書かれた『フロア・ゲーム』がそれだ。
これは彼が自分の子どもと床の上でミニチュアのおもちゃを並べて遊んだ体験をもとに書かれている。

そして、その本に触発されて、イギリスの精神科医『マーガレット・ローエンフェルト』が開発したのが、『世界技法』という技法。
これも、子どもが砂場におもちゃを思い通りに配置することで、内面世界を砂場に再現しようとするもので、
箱庭療法』の原型とも呼べるものだ。後にアメリカで「シャーロット・ビューラー」によって規格化された。

しかし、この『世界技法』に『ユング』の心理学を導入して、『箱庭療法』を確立したのは、偉人の三人目。『ローウェンフェルト』の下で学んだ、『ドーラ・M・カルフ』だ。


箱庭カルフ
彼女は「アンナ・フロイト」や『ユング』からも学び、多くの臨床から、子どもの創る『箱庭』に『ユング』の理論で主張されている事柄を確認していったのである。
カルフ』に「児童心理療法家」になるのを勧めたのが『ユング』であったのは有名な話だ。

そして5人目の偉人は『河合隼雄』だ。日本人としてはおそらく初めて「ユング研究所」に留学した、彼が『カルフ』と出会い、『箱庭療法』を体験する。彼は即座に、「これは日本人の心性に合っている」と考え、日本に導入し、普及に努める。

箱庭河合真偽のほどは定かではないが、「箱庭は英国で生まれ、スイスで成長し、日本で完成を見た」という人もいるそうだ。彼の書いた『箱庭療法入門』は今でも名著との評価が高く、必携の1冊である。
日本には、「枯山水」の庭など砂と岩だけの芸術的な表現形態があり、「盆石」や「盆景」のようにお盆の上に石を置き風景をつくる遊びなどもあった。そんなこともあって、日本人の文化的特性になじみやすいことも発展に寄与している。

おおざっぱだが、こんなところかな。次は「進め方」について概略を書きたいと思う。いつになるかわからないけれどね


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18年2月10日(土)  夕方から晴れ。  5時過ぎから雨。寒さはちょっとゆるんだかな。

昨日の「うつと言語」のことを考えていて、やはり「言語」には「心」があらわれるし、「心」は「言語化・象徴化」することが必要だなあと感じた。『箱庭』は「象徴化と言語化」両方できるが・・・弱点もある。そこで、今日はカウンセリングで使う技法の一つ、「フォーカシング」についてまとめる。

フォーカシング』(カウンセリング

フォーカシング』はアメリカの心理学者「ユージン・ジェンドリン」が開発した心理療法。
彼はシカゴ大学の大学院のとき、人間中心療法の「カール・ロジャーズ」のもとで学び、「成功しているクライエント」が共通して行なったある特徴に注目して、『フォーカシング』を開発した。

フォーカシング1
その共通点とは、クライエントが言い淀んで「う~ん」とか「え~と」とかを発し、時間を取って言葉を捜すこと。つまり、言語化はしにくいが、何か意味のある感じを身体の内部に持っている。
この漠然とした感覚を「フェルト・センス」と言う。
「成功しているクライエント」はどんな療法下でも、この身体で感じる変化の体験をしているというのだ。

フォーカシング』」はその内なる感覚と向き合い、語り合うことを中心とする。「ジェンドリン」(左の写真の人)は「フェルト・センスは私たちの内なるクライエント」だとし、「通常の意識的な自己」をカウンセラー(セラピスト)に見立てている。あたかもカウンセラーの如く「フェルト・センス」と接せよと言っているわけだ。

フォーカシング2

技法的には、大きく分けて3段階に分けられる。
①自己の内面に注意を向ける。
②「フェルト・センス」と共にいる。
③「フェルト・センス」と対話をする。
の3段階だが、そのプロセスをまとめると「5つのスキルと5つのステップ」(アン・ワイザー・コーネル)になる。

「5つのスキル」
①自然体であるがままを認める。
②「フェルト・センス」とほど良い関係を見つける。
③「フェルト。センス」を友達のように扱う。
④出てくる言葉やイメージと「フェルト・センス」を共鳴させる。
⑤出てくるものはすべて受け入れる。

「5つのステップ」
①身体の内側に注意を向ける。
②「フェルト・センス」に気づく。
③ハンドル言葉(あだななどの「フェルト・センス」を呼ぶ時に使う言葉)やイメージを見つける。
④その感覚と一緒にいる。
⑤終わる。
実際には、①の後、②③④を何度か繰り返して⑤に至る。

もう少し具体的に記したいが、長くなるので割愛。ちなみに、ユング派の『アクティブ・イマジネーション』にも似たところがあるので、参考にしてもらいたい。

↓当ブログ内の記事『アクティブ・イマジネーション』を読みたい人はここをクリック!
『アクティブ・イマジネーション』

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