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横須賀のカウンセラーのブログです。『箱庭療法』を中心に、カウンセリング・心理学全般を考察中。映画や本についての感想もUPしています。
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感染

 2007年3月3日(土)休日 休職40日目 晴れ 暖かい

 朝、10時に起きる。
 「規則正しい生活強化週間」
 第一週目の結果は、
 2勝3敗1分け。
 明日からまた「再チャレンジ」
 頭が痛かったので、
 バファリンを一錠服

 昼、『和楽』のラーメンが、
 急にべたくなったので、
 行ってみたら満員。
 後の予定もあるので、
 『ビックボス』で昼から
 焼肉。

 前回の反省から、
 「普通のカルビ定
 「上カルビ」より、
 脂身が多かった。
 反省、いっぺんで意味なし(笑)
 今度はロースにする。
 服

 2時に、同僚が来る。
 福祉会の残金と書類を
 持ってきてくれた。
 ありがたいことだ。

 書類を仕上げ判を押す。
 しばらく世間話。

 同僚が帰った後、
 どっと疲れて、
 またしても「CHOPIN」と
 読書&うたた寝
 気持ちよく眠れた。

 おきてから、秋川雅史の
 『威風堂々』を聞く。
 元気が出た。

 夕は、『和楽』で
 「醤油ラーメン+味つけ玉子」
 濃い和風の出汁が効いたスープ。
 旨し。
 ポイントがたまったので、
 次回はラーメン一杯ただでえる。
 服

 その後、ヴァイオ君と遊ぶ。

 今日は、『感染』(仙川環)を読了したので、それを紹介する。

 『感染』は、第一回小学館文庫小説賞を受賞した医療ミステリー。
 一般公募の賞なので、普通の人から作家へと転向するパターン。

 主人公はウィルス研究医「仲沢葉月」
 ある事件をきっかけに臨床医をやめ、研究医として大学病院に勤めている。夫の「啓介」は、優秀な外科医であり、将来を嘱望されているが、葉月とは再婚。前の奥さんとの間に一人息子がいる。

 幼児を誘拐し、焼死体で放置するという猟奇的な事件と火事によって家族三人が焼死するという事件が世間を騒がせる中で、何と、前妻との間の「啓介」の息子が誘拐され、やはり、殺されたあと焼却した遺骨として戻ってくる。そして、「啓介」はその翌日から、姿を消してしまう。

 懸命に夫の行方を捜す「葉月」は今回の一連の事件には、恐るべき臓器移植の実態と犯罪が隠されていることを知る。

 日本では脳死での臓器提供は15歳以上に限られている。つまり、小さい子どもへの臓器の移植は日本においては不可能であり、外国で行うしか方法がないのだ。そして、それには莫大な金額が必要となる。しかし、ここにさらに問題があり、人間からの臓器移植は行われているが、提供者がいなければ話にならない。そこで、考え出されたのは、豚の臓器に遺伝子的操作を加えて、人間に応用できないかという試みである。

 これは実際に諸外国では実験が行われているらしいが、人体での実験は行われていない。また、臓器の売買などの実態もあるのだ。

 これ以上、書くと完璧なネタばれになるので、このへんで止めて置く。女性の心理描写が非常に丹念に描かれていて、それが良い所でもあり、欠点でもある。ボクが男だからだろうか。少し、読んでいてイライラする点にもなっているのだ。


 今日の名言

 啓介は赤く充血した目で葉月にすがるように見た。
 「なあ、葉月。教えてくれよ。どうして、子どもの臓器移植は認められていないんだ。そもそも、どうして臓器を提供してくれる人が少ないのか。俺には分からない。脳死になったら判定ミスでもない限り、生き返ったりはしない。それなのにどいつもこいつも心臓や肝臓を灰にしてしまう。」
 啓介は自分の手のひらをじっと見つめた。
 「俺のこの手は何のためにある?俺は手術をうまくやってのける自信がある。心臓を提供してもらえれば、何人の命を救えたか・・・・。
耐えられなかったんだ。患者を見捨てて平然としていられるほど俺は強くない。」


 脳死を死と認定することでさえ、議論の分かれるところであり、さらに臓器移植にも、数々の問題がある。目の前の人間を救うことが、医者の本分であるならば、いろいろ葛藤があるのも当然だろうと思う。
しかし、家族にしてみれば、息をしている人間を「死んだ」とみなすことには、かなりの抵抗もあるかとも思う。

  
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