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横須賀のカウンセラーのブログです。『箱庭療法』を中心に、カウンセリング・心理学全般を考察中。映画や本についての感想もUPしています。
ほとんど晴れ。夜になって雨。今、豪雨予報と雷注意報が出た

』の心理療法シリーズ第四弾。この場合の『』は日本発祥ということ。
今日は日本独特の心理現象に注目し開発された。心理療法・・・ってよりはカウンセリング技法と言った方が正確かな。


生活分析的カウンセリングLAC法)』(心理学)

臨床心理士で大学教授でもある『松原達哉』が開発したカウンセリング技法。

LAC1.jpg
生活分析的カウンセリング』(Life Analytic Counseling)以下『LAC法』と略すが、主に、無気力・無意欲とされる学生・生徒に対して、「人間中心療法」的な対応と、「行動療法」の「セルフ・モニタリング」的な手法を導入したもの。

無気力・無意欲な人間は、日本の社会・経済・生活の変化に伴って、増加してきたとされ、極めて日本独特の現象。

特に『アパシー症候群』(スチューデント・アパシー)と呼ばれる、本業(学問)には意欲を持たないが副業(バイトやサークル等)には積極的な学生に対しての処方として高い効果と評価を得ている。

LAC2.png
ごくごく大雑把に方法を説明すると、
20~30枚の名刺大のカード(ラベル・付箋紙)を準備し、日常生活の反省の上での課題を、

①現在やるべきこと・やらねばならないことを1枚1課題で具体的にカードに書き込む。
②カードを類似性や関連性に応じて分類しグループ分けをする。
③各グループに名前を付け、別のカードに書いておのおのまとめる。
④名前が付けられたグループごとに必要性・可能性・重要性などを考え100点満点で点数化する。
⑤点数が高い順番に並べて、「生活行動分析計画図(LAC図)」を作成する<詳細省略>。
⑥「LAC図」の中で最も大切だと思うものを2つ選ぶ。
⑦最重点目標に対して「どのように達成していくのか」を示す「生活分析計画日程図(LAC日程図)」をつくる<詳細省略>。
⑧毎日の行動を評価し、達成できたものはラインマーカーで消し、1箇月ごとに評価・反省し、「LAC図」を作り直す。
⑨6箇月から1年ごとにどれだけ目標を達成できたか、行動を評価する。
⑩ある程度、行動目標を達成できるようになったら新しい「LAC図」をつくり、動機付けを高めるようにしていく。

って感じでまとめあげていく。

「行動療法」に日本の「KJ法」を合わせ、接し方は「人間中心療法」的な感じ・・・
ただし、健全で、ある程度知的発達が必要なことが前提条件。

教育現場で活用されることが多い。定期試験前の対策とか


学校現場では一斉に一律に・・・ってパターンが多いけれど、本当は1対1で緻密に話を聴いたり、「励まし」たりすることが大切なんだよね。
これは「カウンセリング」にとって必須だと思うな。



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』の心理療法シリーズの第三弾。「森田療法」・「内観」に続いて、今日は、『臨床動作法(動作法)』のご紹介。

臨床動作法』(心理学

臨床動作法』とは、「動作」を改善することによって、リラクゼーション効果と心の問題の改善を図るもの。身体の各部位に注意を向け、ゆっくりと動かしながら「感じ」を確認していく方法。
ちょっと『マインド・フルネス』にも似ている気もするし、マッサージやリハビリ運動の感じもする

要は、例えば気持ちが落ち込んだときは、何となく背中が曲がり、うつむきがちになったりする。それを健全な姿勢にする「動作」を行なうことによって、気持ちを立て直していく様なこと。

それは、「動作」とは、「意図(心の動き)→努力(主体的活動)→身体運動(姿勢・身体の動き)」であるという考え方だからだ。
したがって、それを遡りしていく形で、「身体運動」が健全でないのは、「努力」の仕方が誤っているからであり、そこに働きかけながら、「意図」の問題を探っていくことになる。


動作法1
開発したのは臨床心理学者で医師でもある『成瀬悟策
元々は戦後の催眠療法の第一人者だった人物だ。

彼は、「脳性まひ」の青年が、催眠時のみ動かせなかった手や足が動くという症例に注目し、「ジェイコブソン」の「漸進的筋弛緩法」などを取り入れ考えだしたもの。

当ブログ内の記事はこちら
『漸進的筋弛緩法』
動作法2
自閉症や多動に効果がみられることが確認されており、年齢を問わないのも利点とされているが、具体的な方法については現在調査中。経験もしてみたいな

さて、『』の心理療法の特徴について、凡人なりの解釈というか分析というかむにゃむにゃというのも、少しまとまってきたので、これについてはいずれ述べたいと思うが・・・まだまだ、いくつか紹介したいのもあるので、しばらく続けるつもり。
ヒマな人はお付き合いを・・・。
しかし、お勉強中のレポートが書けてない



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 晴れ。寒いという予想だったけれど、昼間はそんなでも無かったな。夜はさすがに冷えた。久々に暖房
」の心理療法の二つ目。
今日は『内観療法』(内観法)について・・・です。


内観療法』(心理学

前回も紹介したけれど、日本発祥の「心理療法」(精神療法)の二大潮流の一つ。
国内でも研修所が多くあり、国外でもドイツを初めヨーロッパでも研修所が作られ、近年では中国などアジアでも展開を見せている。

内観1
浄土宗の僧侶、『吉本伊信』が浄土真宗の「身調べ」という厳しい修行から、宗教的要素を極力排除する方向で産み出された「心理療法」 初めは刑務所の矯正教育のため使われていた。

しかし、その治療効果が高いことから注目を受け、なんやかんやあって、多くの研究者によって、系統的なプログラムが確立される。それは、以下のようなもの。


内観2
まず1週間程度の「集中内観」、研修施設に宿泊する。
何が行なわれるかと言えば、静かな部屋で屏風に隔てられた場所で、朝5時から夜9時まで(16時間)内省する。その間、手洗い・入浴以外は屏風の外に出ることは許されない。

内省する内容は次の3点。お世話になった人に、
①「してもらったこと」
②「して返したこと」
③「迷惑をかけたこと」

対象は、母親から始め、父親・祖父母・兄弟姉妹・友人・先生・同僚・上司・・・等、近くから遠くへ広げていく。
1~2時間に一回、「面接者」に思い出したことを報告し、次の課題が与えられる。
「思い出」は漠然としたものではなく、具体的に、動画のようにイメージされることが望ましい。
また、場合によっては「嘘と盗み」とか「養育費の計算」とかのテーマが与えられることもある。

入所後は「日常内観」へと移る。
これは日常生活の中で、上記3項目を常に振り返ること。短時間でも、通勤・通学時間などでもかまわない。日記にしても良い。
やり続けることが大事。

この一連の流れはかなりハードなので、身体的な問題や、「自我」の弱い状態には勧められない。


・・・「洗脳」だよな。感謝の強要は嫌だな。何で日本発祥の「心理療法」って修養(修行)的なんだろう。
「カウンセリング」ではできないし、やりたくもないなあ。



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