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横須賀のカウンセラーのブログです。『箱庭療法』を中心に、カウンセリング・心理学全般を考察中。映画や本についての感想もUPしています。
 曇り・・・だったような気がする。何せ夕方になるまで外に出なかったもので
でも、寒かったは確か。暖房いれるまでもなかったけれど・・・


昨日の市役所の件の「怒り」は一晩寝たら収まった。
負の怒りの感情に飲み込まれたくは無いものだ。
『アンガー・マネジメント』のお勉強と実践の必要を感じたが、これはそのうち・・・の話。
今日は多くの人に誤解を与え続けている『メラビアンの法則』についてだ。


メラビアンの法則』(心理学

メラビアンの法則』とは、アメリカの心理学者『アルバート・メラビアン』さんが、実験の結果導き出したコミュニケーションの法則のこと。
人の言語を「言語内容」・「聴覚」・「視覚」の3つの視点にわけて実験した結果、

・言葉そのものの意味・話の内容等が7%<Verbal>
・声のトーン・速さ・大きさ・口調等が38%<Vocal>
・見た目・表情・視線・しぐさ・ジェスチャー等が55%<Visual>

ということであった。つまり、言語情報以外の情報(Non-Verbal)が93%ってことになる。


メラビアン1
「人は見た目がなんちゃら」とかいうベストセラーの本があったが、まさにその基となったといえる法則なわけである。
ただ、これは実験の結果が一人歩きをしたものであって、言わば「都市伝説」に近いのだ。

実験は確かにそうなった・・・が、ある前提がすっぽり抜け落ちている。実験は以下のような素朴なもの。

まず、「好意」「嫌悪」「中立」をイメージする言葉を3つずつ設定する。(例えば、「好意」は、“honey”といったようなもの。)
次に、これら9つの言葉を、「好意」「嫌悪」「中立」の3つのイメージで、それぞれを録音する。
さらに、「好意」「嫌悪」「中立」を表した表情の顔写真を1枚ずつ用意する。
その上で、録音と写真をさまざまに矛盾した組み合わせをつくって被験者に示し、それぞれについて被験者が最終的に「好意」「嫌悪」「中立」のうちのどの印象を持ったかを質問する。

というもの。そして前提は、「発信者が受信者に対して与える影響は、それらが矛盾していた場合にどうなるか」ということなのである。
つまり、悪魔のような声で「愛しているよ」などとささやかれても、言葉の内容よりインパクトの強い声の方が影響を与えるのは当然なのである。これを過剰に一般化してしまった結果、「言葉の内容」より、「声」や「見た目」が大事とされてしまった。

もちろん、『メラビアン』さんが悪い訳ではない。が、良く考えれば自分が言ったことが7%しか伝わらないのではビジネスはおろか日常生活もおくれないのは自明の理である。


メラビアン2
まあ、『心理学』関係には、こんな話はいくらでもあるが、
知らない間にボクも「嘘」を広めているかもしれないから、自戒の意味も込めてのご紹介。
本当は、この図みたいにそれぞれの領域で大事なことがあるって考えるのが、コミュニケーション上、大事だと思うけどね。


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 晴れ 暖かいなあ 春遠からじだ

今日は「カウンセリング」にも関係するけれど、どちらかと言えば、親の子どもに対する接し方かな。
「子どもに愛情と認められない12のお決まりの言い方」である。調査によると親の90%が、この接し方をしているという。


ゴードン博士の12のお決まりの言い方』(心理学

提唱したのは、アメリカの臨床心理学者『トーマス・ゴードン』氏。
彼が作った「親としての役割を効果的に果たすための訓練(Parent Effectiveness Training)」が始まり。
日本では『親業』とされるのだが、分かりにくいので以下、略称「PET」とする。


親業1
始めは問題傾向を持つ子どもの治療のためのものだったが、問題がある子がいるのは、問題のある親がいるからだという方向性を打ち出し、親の訓練プログラムとして発展した。
アメリカでは教職課程の単位として認定されている。

12のお決まりの言い方』とは、以下のようなものだ。この接し方は相手の心を閉ざす。

①命令・指示=「~しなさい」
②脅迫・警告=「そんなだったら○○するぞ」・「~するんだったら、○○した方が良い」
③説教・義務付け=「~すべき」・「~するのは当然だ」
④提案・助言・忠告=「~したらどう」・「~すれば良い」・「~しなさい、そうすればできる」
⑤論理による説得=「でも~だからでしょう」・「~だから~なんだ」・「もっと考えてみれば」
⑥批判・非難=「そういうところがダメ」・「おまえはダメなやつだ」
⑦悪口・侮辱・はずかしめる=「馬鹿、くず」・「一人じゃ何もできない」・「恥ずかしい」
⑧解釈・分析=「~と思ったから~したのだ」・「~という気持ちがあったのでは」
⑨同情・なぐさめ・激励=「心配するな」・「必ず良いことがある」・「がんばれ」
⑩尋問 (原因・動機・理由を探る)=「なぜ。どうして」・「いつから」・「どれだけ」
⑪賞賛、ご機嫌とり、同意=「あなたは優れている」・「好きにすれば良い」・「君ならできる」
⑫ごまかし、皮肉=「~してあげる」・「まあ、いいじゃないか」・「虫の居所がわるいのか」

特に①~⑤は「解決メッセージ」 「教えてあげる・解決してあげる」という上から目線。
⑥~⑩は「やっつけるメッセージ」 「あなたは間違っている」という決め付け目線。
⑪はそのまま。⑫は「もう話したくない」というメッセージが陰に隠されている。
これらは皆、子どもを認めるものではなく、「親の考え・意見」なのである。


親業2
じゃあ、どうすれば良いのかって話になって絶望的だが、その鍵は「聴き方」にあるようだ。それは、おおまかに2種類に分けられる。「受動的な聴き方」と「能動的聴き方」の二つ。

「受動的な聴き方」で子どもの心を開かせる。
①相手の傍にいる=相手の顔を見る。「ながら」では聴かない。
②黙る=自分が話さない。話に割り込まない。
③相槌をする=「へえ~」・「そう」・「うんうん」・「そうだね」・「なるほど」・・・
④話を促す=「それで」・「もう少し知りたい」・「君はどう思う」・「もっと話してくれる」・・・
⑤態度で表す=微笑む・驚く・うなづく・・・

「能動的な聴き方」で気づきを促す
①話をそのまま繰り返す
②話をまとめて言い換える
③そういう話をする子どもの気持ちを組む

何か『カール・ロジャーズ』に似ているなあと思ったら、この人継承者の一人みたいだ


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 晴れ。暖かくはないが、晴れが続くのは嬉しい

昨日は元同僚と飲み会。なので、ブログはお休みにした。飲み会前に「鎌倉宮」に寄った。
白と桃色の珍しい鳥居がある神社だ。興味がある人がいるかいないかはわからんが、写真は次回紹介するよ。
今日は『マズロー』の『欲求階層説』、これも非常に有名な説で、企業の経営現場などでも使われている汎用性の高いものだ。


欲求階層説』(心理学

提唱したのは、アメリカの心理学者『アブラハム・マズロー
彼は、「精神分析」・「行動主義心理学」に続き、「第三の勢力」とも称される、『人間性心理学』の産みの親とも言われ、その哲学は、人間の主体性・創造性・自己実現・成長促進といった、肯定的側面を強調した心理学であり、あの『人間中心療法』の『カール・ロジャーズ』もこの流れの一つである。


自己実現2
さらに、それだけではなく、「第四の波」とも呼ばれる「トランス・パーソナル心理学」の学会を『スタニスラフ・グロス』とともに創設している。人間を超越した境地を考えていたからだ。

自己実現1
欲求階層説』は欲求は階層化されており、低次の欲求が満たされると、高次の欲求が現れるとする考え方。その理想は『自己実現』にある。
階層は低次から、

①生理的欲求:生存に関わる欲求(水・空気・食べ物など)
②安全欲求:危険や脅威が無いこと。(安心感・経済・健康・保障など)ある
③所属と愛の欲求:社会的な欲求(所属・社会的役割・人間関係など)
④承認欲求:認められ尊重される欲求(業績・賞賛・名声・地位・注目など)
自己実現欲求:自分がなりたい人間になるという欲求(能力や可能性の最大限の発揮)

としている。これは、階層というよりは段階と考えた方が理解しやすいが、『マズロー』は、すべて完全に満たされなければならないわけではないと指摘している。さらに、「自己実現欲求」はどの段階でもバック・グラウンドとして働いていると考えた。

しかし、『マズロー』は後にさらなる高次の段階があるとして、『自己超越』の概念も取り入れている。これは例えば、「悟り」を開いた人間や人々の歴史を動かすような研究や発見をした人間のことを指すが、それは人口のわずか2%程度だという。

①~④は『欠乏動機』(足りないものを求める)とされ、⑤は『成長動機』(自己実現を求める)に分けられ、さらに、①②は『物質的な欲求』であり、③以降は『精神的な欲求』でもある。

ボクは②の段階かな。「超越的人間」など、空のかなたである


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18年2月8日(木)  晴れ 寒い

急に、「そう言えばエゴグラムなんてのもあったなあ」と思いつき、昔、勉強した本を引っ張り出し、ネットなんかも調べたりして時間を潰した。今はネットで無料に診断してくれるサイトもあるんだね。簡易なものではあるが・・・。
そんな訳では今日は、そのまとめ。覚書。
例によって信頼性を担保するものはないが、できるだけ、お勉強したことを正確に記すよ


エゴグラム』(心理学

エゴグラム』とは性格診断テストの最もポピュラーなものの一つ。
カナダの精神科医『エリック・バーン』が創始した『交流分析』の自我状態分析を素にして開発された。
交流分析』については、記事を改めて書くから、ここでは詳しくは触れない

説明の前に、試しにボクがネットで受けたテストがあるので、興味のある人はどうぞ

結果はこちら

http://ta.direct-comm.com/charactor/result/41074165.html

エゴグラム診断

http://ta.direct-comm.com/charactor/

上のサイトを見てもらったら分かるけれど、50問の質問に答える質問紙法。
日本で有名なのは「東大式エゴグラム」、ボクが勉強したのは「桂式 自己成長エゴグラム
他にも多数あるが、質問項目はどれも似たようなもん。

エゴグラム1
左の図が人間の自我状態の構造を表している。
交流分析」では、自我状態を「思考・感情、それに関連した一連の行動様式を統合した一つのシステム」と考えている。
そして、その自我を、P(parent)、A(adult)、C(child)の3つの視点にわける。
頭文字を取って「PAC」と呼ばれることもある。
そして、さらにそのPとAを二つにわける。CP(controlling parent)、NP(nurturing parent)、FC(free child)、AC(adapted child)である。
ここでは詳述しないが、一人の人間の心の中に5つの視点があると考えれば良い。
最近ではRCという新しい視点もあるようだ。


エゴグラム3
質問紙法での回答を点数化して、棒グラフや折れ線グラフで視覚化する。
これが「心の形」とされているグラフだ。
左のグラフは一般的な理想形と言われているもの。この形によって、性格を診断する。例えば、
「へ型」(NPを頂点としてへの字になる):円満型・アベレージ
「N型」(NPとACが高く、CPとFCが低いN字):献身型・ナイチンゲール
「逆N型」(N型の逆):自己主張型・ドナルドダッグ
「V型」(CPとACが高くAが低い):葛藤型・ハムレット
「W型」(CP、A、ACが高くNP、FCが低い):苦悩型・ウェルテル
「M型」(W型の逆):明朗型・アイドル
「右下がり型」(CPを頂点に右肩下がり):頑固型・ボス
という感じでイメージしてもらうと分かりやすい。
ただ、どれが良いとか悪いとかではなく、どれにも+-があり、意志で変えることもできる。

エゴグラム2
それが左の表。
+-を勘案し、伸ばしたい所、減らしたい所に応じて、処方ができる。
例えばボクの場合はAが低いので、できるだけ「論理的・客観的」に見るように日常的にしていくとか。
心療内科や企業の採用試験などにも使われている汎用性の高いテストである。


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18年2月3日(土)  何か中途半端な晴れの日。
今日から、ボクが「カウンセラー」として、『箱庭療法』と組み合わせて使っていく「カウンセリングのための心理療法」をぼちぼち紹介していく。
「療法」とあるが、ボクは治療をするのではない。一般的に分かりやすいから、この言葉を使っているだけである。
カウンセリングについては、その各種「療法」を組み合わせて行なう「幕の内弁当方式」(村上勝彦氏)を採用している。


来談者中心療法』(カウンセリング

アメリカの臨床心理学者「カール・ロジャーズ」が始めた心理療法であり、日本においては=カウンセリングと一般的に思われている療法である。


来談者中心療法1
←この人です。「ロジャーズ」さん。
何か心理学者って、結構良いお顔をしている方が多い気がする・・・
ま、それはさて置き、『来談者中心療法』の特徴は、「積極的傾聴」にある。
指示をせず(「非指示」)クライエントの話を良く聴き、クライエントの「心の気付き」を促すことによって、クライエント自らが問題を解決していくという療法である。
カウンセラーにとっては「いろはのい」にあたる基本であり、これなくしては、「カウンセリング」は語れない。

後に『人間中心療法』と名前を変える、この療法の根本的な哲学は、「人間には生まれつき自らを維持し、強化し、実現する傾向と力を備えている」という人間信頼である。これを「実現傾向」と言う。
目指す目標は、これが最大限に機能している「十分に機能する人間」であり、環境や他者の評価から後天的に身に付けた「自己概念」を経験(行動・事実)と一致させることである。

例えば、「不倫をした」という経験が、「不倫は良くない」という世の中の倫理を取り込んだ自分(自己概念)としては、経験を受け入れられないため、「他人の不倫を責める」のは、経験を無かったことにして意識しないという、あるがままの自分(事実)と自己概念が一致していない状態だ。

この「あるがままの自分」を受け入れて、改めて「自己概念」を創り直せれば、過去の自己概念に脅かされることがなくなる。
「あるがままの自分」とは文字通り、悲しいときは涙し、怒りを感じたら怒り、感情に純粋で、思い込みに囚われず客観的な事実を受け入れられる自分である。


来談者中心療法2
この時に必要なのは、左の図にも在る通り、
「無条件の肯定的受容」
「共感的理解」
(カウンセラーの)「自己一致」
になる。
クライエントのありのままを評価なしに受け入れ、クライエントの体験を「あたかも」自分のことであるように感じ、嘘のない真実の姿を示し純粋に対応することである。

良く「簡単な方法」と捉えられるが、これはこれで深く難しい療法である。そもそも、このようなことが可能かという問題もある。カウンセラーも人間なのだ。
だが、「話を受け入れて聴いてくれる」だけで嬉しいと感じる人も多いのは事実。それだけでも十分な価値がある。

↓『来談者中心療法』についてもっと知りたい方はここをクリック!
来談者中心療法

ここからは<近況報告> 愚痴もあるから、読みたい人は「続きを読む」をクリックしてね

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