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横須賀のカウンセラーのブログです。『箱庭療法』を中心に、カウンセリング・心理学全般を考察中。映画や本についての感想もUPしています。
 晴れ~。 暖かい~。 春近しだあ

最近、『映画』の感想ばかりで、『映画』ブログみたいになっている
でも、お勉強は続けているので、ぼちぼち紹介するよ。
だけど、今日も『映画』だよ


この世界の片隅に』(映画

何を今さら感が強いのだが、見直してみて良い映画だなあと改めて思ったので紹介する。
実はネット上では詳細な分析がされていて、もうどうにもならないので感想程度で勘弁。(いつもそうか


この世界1
公開時はわずか63館。制作費もクラウド・ファウンディングで集められた『映画』であるにも関わらず、公開劇場を大幅に増やしながら、1年以上のロングランを続け、海外にも進出。
『映画』界の各賞を受賞するなど奇跡的な支持を得た作品。今年は160分のロング・ヴァージョンの公開も予定されているらしい。

凡人なりに分析してみると、この映画の成功は原作と脚本の緻密さと原作への支持の高さ、そして『のん』(能年 玲奈)の起用が大きいと思う。

原作も読んだけれど、映画では主要なストーリーのいくつかは大幅にカットされている。しかし、戦時下の庶民の生活をきちんと取材していることは同じだ。さらに幻想的なことと現実的なエピソードが複雑に構築されている。にもかかわらず、表現はある意味ゆるく、ほのぼのとしているのだ。
何のことやらわからんと思うが、あらすじ的なことを知りたい人はをクリック。
『この世界の片隅に』


さらに『のん』の起用。素朴で、でも一生懸命で、可愛らしい、主人公の「すず」の声にぴったりはまっている。監督の協力なプッシュもあったようだ。干され状態にある彼女を作品のために起用したのは英断だと思う。

この世界2
深読みはいくらでもできるのだが、ボクが一番思ったのは、戦争前から戦時、そして、広島に原爆が落とされ、敗戦まで、日常生活をたんたんと描きながら、実は狂気の世界へと気づかないうちに人々が誘導されていったのではないかという恐怖だ。

人々は生活に困りながらも、時の政府の方針を受け入れて、工夫を重ねて文句も言わず(言えず)に過ごしている。
それは作品中、何度も描かれる食事のシーンに象徴されている。

「普通」が「普通」じゃなくなっているのに「普通」に変わっていく。

そして、多くのものを失っていくのだ。「すず」は両親、兄、可愛がっていた義理の姉の娘、初恋の人、そして、大好きだった絵を描くための右腕・・・。

戦争の悲惨さに重点を置いて描く『映画』より怖い。視覚的な恐怖は「ゾンビ映画」などでいくらでもあるのだ。

ただ、希望というか救いがない『映画』ではない。それこそが庶民にとっての「普通」の生活への希望だ。
家族の再生・再構築も予感させる。


今日の気になる言葉

―飛び去っていく、この国から正義が飛び去っていく―

「・・・ああ。暴力で従えとった言う事か。じゃけえ暴力に屈するいう事かね。それがこの国の正体かね。うちも知らんまま死にたかったなあ・・。」

のん」が公開時に語った言葉。

「ふつうの暮しというものがどんな時にもあって、生きていかなくちゃいけなくて。戦争というものが、ひとつの(独立したもの)としてあるのではなく、生活の中に隣り合わせに入ってくるものだっていうのを感じて、それがすごいこわい。だからこそ、(ふだんの)生活がすばらしくて幸せに思える、そんな作品と思います」


のん」さんのこの指摘は鋭いと思います。
ぜひ、見たい人や見た人は、原作もお読み頂きたいと思います。すごく様々な解釈ができる映画です。
入り口としてここもお勧めです。
ネタばれあり『この世界の片隅に』


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のちすぐそして波浪注意報 気圧の変化がきついなあ

昨日、TVをザッピングしていたら、「TVK」で『ネコナデ』という映画をやるのを知って、即、録画予約。
大杉漣」氏の追悼放送だそうだ。「」も好きだし、「大杉漣」氏は昔「似ている」と言われたこともあり、親近感はあった。
見ない手はないな。
と言うことで、その報告。


ネコナデ』(映画

映画ということでとりあえず期待。

ネコナデ1
某IT企業に勤める、人事部部長「鬼塚」(大杉漣)は、一方では「リストラ」を進め、一方では「新人研修」をするという、非常に、矛盾した役割を負っている。

仕事の後は、公園で「胃薬」を飲んだりして、その矛盾を耐え忍んでいる。
そのとき、捨てられた子を若いカップルが相手にしているのを見て、「責任を持てないなら飼うべきではない」と注意する。
カップルは「責任を持つ」(ここはあとで胸糞悪い展開がある)と言って「」一匹を持ち帰るが、彼は、心揺れ動かされつつも、その日は家へと帰る。

自分にも他人にも厳しい彼は、それでも、次の日、「」の誘惑には勝てず、家に持ち帰ってしまう。
」さんの魅力には勝てなかったのだ

その後、自分の娘にも「責任を・・・」と言っていた手前、実家では無理だと思った彼は、研修生も合宿している、ウィークリー・マンションで秘密で飼うことになる。
ブラックとも思える厳しい研修と、自分の同僚までも切らざるをえないリストラ。
「猫」さんの心の癒しが、物語を導いて行く、ってな感じ。


ネコナデ2
大杉漣」さんは、本当に良い役者だと思う。とても残念な役者を失ったと思う。
ご冥福をお祈りいたします。

ただ、この映画については、きつい現実と「猫」さんの癒しとがちぐはぐで、いまいち、感情移入はできないかな。「猫」さんはかわいいけれどね

今日の気になる言葉

鬼塚部長が失踪した「猫」さんが帰ってきて抱きしめて語りかけるシーン
「お前といると胃痛がなくなる。人生で初めてだ。私は先のことを考えていない。」

同期をリストラする場面での会話。
「遅かったじゃないか。先週かと思った。さすがのお前も同期入社は切りにくかったか。」
「切りやすい人物なんていないよ。」
鬼塚が良く携帯を見ていたことを指摘して、
「あれは何を見ていたんだ」
「あれはネコだ」
「ネコか。良いなあ。まあ、ネコでも見てなきゃ、やってられないわな。オレもネコでも飼うか。」
「ああ、ネコは良い。」


ちなみに、出演している「猫」さんの名前は「とら」
ス子ティシュ・ホールドの子猫だ。しかも、この「映画」のあと、「大杉漣」さんのペットとなっている。
ちなみに、リストラされる同僚は、「ガメラ映画」でおなじみの「蛍雪次郎」氏。

「猫」さんの癒し効果については、こちら

猫さん

<日記> つまらんけれど、読みたい人は「続きをクリック」ですな。

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 晴れのち 曇り。まあ、暖かいかな

昨日は。元同僚との定期的飲み会。神奈川県の鎌倉で開催。
良い所を見つけた。ミニチュア専門店の『イクスタン』
かわいらしいミニチュアがいっぱい。写真撮ってない
で、HPのご紹介
ミニチュア専門店『イクスタン』

今日は撮り溜めしている映画を消化。
『PAN ネバーランド、夢のはじまり』の備忘録。


『PAN ネバーランド、夢のはじまり』(映画
誰もが知っているであろう、あの「ピーター・パン」の映画化。
ただし、この『PAN ネバーランド、夢のはじまり』は、その前日譚という形。要するに、孤児であった「ピーター」が「ピーター・パン」になるまでの話になる。


PAN.jpg
時は第二次世界大戦中のロンドン。ある事情で妖精である母に捨てられた「ピーター」は孤児院で生活しているという、ちょっとビックリ系の出だし。
孤児院の院長に、悪漢「黒ひげ船長」に売られ、「ネバー・ランド」に連れて行かれた「ピーター」ら子どもたち。
でも、その「ネバー・ランド」は「妖精の粉」なる不老不死になれるものを採掘している採掘場と化している。
妖精たちは「黒ひげ船長」に滅ぼされたと思われていたが、実は原住民によって秘密の場所に逃れていた。
母親に会うために、原住民から世界を救う「伝説の空を飛ぶ少年」はその場所を、原住民の女王「タイガー・リリー」と元海賊の「フック船長」とともに目指す。

問題なのは、ここだ。『ピーター・パン』の宿敵である「フック船長」が、「ピーター」の頼りがいのある相棒になっている。
このあと、何があって、袂をわかったのかが、すごく気にさせるところが面白い。
しかも、「黒ひげ船長」役が、あの「ヒュー・ジャックマン」だ。
登場シーンは必見。ロック・ミュージシャンのようなのだ。

詳しく説明するのは野暮なので止めとくが、ボクは割りと、大人も子どもも楽しめるファンタジー映画は好きだな。


今日の気になる言葉
「これからお話するのは、決して大人にならない少年と、彼の命を狙う海賊と、妖精の飛び回る島のお話。でも今までのお話とは違います。
時には友がかつての敵であったり、敵がかつての友であったり、結末を本当に理解するには始まりを知らねばなりません。」

ラストで「ピーター」が「クック船長」と友情を確認するシーン。

「ずっと友達だよね、クック」
「ああ、そうだ。うまくいかないわけがない」

ちなみに「パン」はギリシャ神話の牧羊神がルーツ。


さて、ここで、心理学マニアとしては気になるのは一昔前に話題になった『ピーター・パン・シンドローム」だ

簡単に言うと、体は大人だが心は子どもの「パーソナリティ障害」の一種と考えられているが、アメリカでも「精神障害」とは認定されていない。極めてあやふやのものだが、結構有名。アメリカの「ダン・カイリー」博士が提起した概念。

その、社会的特徴は以下のような感じ。

①12~17歳:無責任、不安、孤独感、性役割における葛藤の4つの基本症状が始まる。
②18~22歳:自己愛(ナルシシズム)と男尊女卑と思える行動をし始める。
③23~25歳:急性の危機が起こる時期。人生のすべてにおいて漠然とした不平不満がつのる一方で、自分はノーマルであると思っている。
④26~30歳:成長した大人を演じようとする。
⑤31~45歳:結婚し父親になり、安定した仕事は持っているが、人生は退屈なものだと絶望している。
45歳~:憂うつや苛立ちの症状が強く表れる。これまでのライフスタイルに反抗し、もう一度、青春を取り戻そうとして、いろいろなことを企てる。
⑥外見:第一印象がとにかく良く、あまり深く知らない人から好感を持たれやすい傾向にある。
⑦財政状態:20代始めになっても親と同居をしていたり、両親の収入を頼って生活している。年長になると、自分のための支出は惜しみなくするが、それ以外においてはケチになる。
⑧結婚:25歳までは、たいてい独りで過ごし、デートをする女性も自分より年下であるか、幼い印象の女性を好む。結婚後は家庭よりも友達を優先することがあり、妻はこれに頭を悩ます。
⑨学歴:大学には入学するが、何を専攻したらよいか悩む。多くの場合、標準の年限で卒業はせず、卒業してからも「もっと勉強しておけばよかった」と後悔している。
⑩職歴:若い頃は職を転々とし、必要と迫られない限り働こうとしない。立派なキャリアに憧れる一方で、努力することを嫌う。年長になると、自分の価値を証明しようとして仕事人間(ワーカホリック)が増える。能力以上に一生懸命になるが、内心は「もっと適した職業があるのではないか?」という思いに悩まされる。
⑪家族:両親は離婚もせず、生活も豊かな家庭で育った長男が多い。父親はたいていデスクワークをしており、母親は家事と育児に励む専業主婦が多い。
⑫趣味:若いときはひたすらパーティーに明け暮れ、年を取ってもその傾向は変わらない。先頭に立って騒ぐ。

以上、下記サイトのコピペ。興味のある人はどうぞ
『ピーター・パン・シンドローム』


ずっと子どもで居られたら、それはそれで楽しいかもしれないけれど、年齢に応じた楽しみを知れないのは何か悲しいなあ。

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18年1月26日(金)  晴れ 天気は良いけれど、大寒波。東京では二日連続-4℃
インフルエンザの流行は過去最高
 

今日はクリント・イーストウッド監督作品『J.エドガー』の紹介。取り溜めてある録画を消化する。
『J.エドガー』(映画)
J.エドガー
 FBIの創設者であり、初代長官『J.エドガー』の伝記的作品。
 孤独で、でも野心家でもあった、彼のFBIを創設し、大きく成長させていく過程の正と負の姿を描いたもの。
 『J.エドガー」の青年期?から晩年までをレオナルド・ディカプリオが好演している。
 しかしながら、エンターテイメントとしておもしろいかと言えばそうでもない。
 クリント・イーストウッド作品は割りと好きなので肩透かしを食らった感じではある。

 1900年代初期、ソビエトの建国と同時にアメリカで共産主義の過激派があちこちでテロ行為を行う中、その対策をまかされたのが、J.エドガーだ。彼は「情報は力だ」との信念の元、アメリカ全土の過激派のデータのカード化を行う。個人や組織情報の一元管理だ。
彼はその当時まだ普及してなかった指紋の調査など科学的な捜査方法の草分けとも言えそうだ。捜査局(FBIの前身)の中に科学捜査課を勝手に設けて捜査を進めていく。
一方、権力者や政治家についても情報を収集し、プライベートファイルを作り上げて自らが影の権力者ともなっていく。それは、例えばケネディやキング牧師のプライベートを盗聴するなどかなり暴走気味だ。

1930年代に共産主義の過激派は一掃されたが、世界大恐慌による世情不安で凶悪犯罪は増加。
彼は、リンドバーグの子誘拐事件を契機に誘拐を連邦犯罪とし、(市警との確執もあるのだが)捜査局に逮捕権と武器所持を認めさせる通称「リンドバーグ法」を主張し成立させることに成功する。

ちなみに彼はイメージ戦力にも先進的で、コミックやラジオなどいわゆるマスコミも利用していたようだ。優れてはいる。しかし、差別主義者っぽくもあり、アメリカンファースト的でもある。さらに、ホモセクシャルでもあり、女装趣味もあったようだ。副長官であるトルソンとの関係も描かれている。一筋縄ではいかない人物なのだ。

しかし、そんな彼も晩年の衰えと異端と言われたニクソン大統領の登場により、狂気と悲嘆の時代を迎えることになる。


「今日の気になる言葉」

回顧録的な独白の中で・・・
「道徳が衰退した時代。善人が手をこまねいていると、悪が栄える。すべての国民は知るべきだ。悪は国家を脅かし、子どもたちを危険にさらす。世の中の動きに無関心で過去から学ぼうとしない社会はやがて滅びる。我々は歴史を忘れてはならない。絶対に油断してはならない。今日でさえ、アメリカを主たる標的としている組織がいくつもある。彼らはアメリカ国民の安全で幸福な生活を破壊し想像もできないような無秩序で不道徳な状態にこの国を貶めるだろう。」

「民主主義の真髄とは個人の価値を信じることにその根本がある。いかなる政治体制や組織より人生に意味がある。愛はこの世で最も強い力だ。憎しみや差別という不自然な感情よりも、長く人の心の中に生き続ける」


「権力者」が道徳や民主主義を声高に語るなっていう気もするが・・・どの国どの時代も同じだね。今の「マイナンバー制度」とか「共謀罪」とかうさんくさい制度や法律も使い方次第では恐ろしい市民弾圧の凶器と化すだろう

さて、今日の報告。
昼食はハム・トースト2枚、かにクリームコロッケと白身魚のフライ。わかめのお味噌汁。
TVでは、明智小五郎シリーズの『吸血鬼』を見る。小林少年役の黒田勇樹さんが、背が伸びたみたいで、いきなり海外留学に出ていて、事件のために戻ってきた時には、今までの半ズボンではなく、ジャケットにスラックス姿になっていたのは驚いた。
浄水器の電池が切れていたので購入。でも、電池のサイズが最近いろいろ過ぎて面倒。
昨年、後半から家の家電にいろいろ不具合がでてきて難儀している。電灯なんて、切れないものつくれないのかなあ。買わないともうけがでないから無理なのかな。

きょうの夕食は、寒いので「湯豆腐」で一杯にします。

お休みなさい


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18年1月22日(月)  曇りのち大雪

午前中は曇りだったけれど4時過ぎくらいから降り始め今は大雪。警戒警報も出て、今、緊急放送している。相変わらず良く聞こえない。スマホでお知らせしてくれるから良いけれど。

昼食は自炊。かにクリームコロッケとちくわ。わかめのお味噌汁。青紫蘇の実のお漬物。

BSで片岡鶴太郎が金田一耕介を演じた、横溝正史原作「女怪」を見る 古いTVドラマの再放送。こんなのあったんだね。

その後、レンタルDVDで「危険なメソッド」を見たので、今日は映画の話。


『危険なメソッド』

危険なメソッド

心理学に詳しくない人でも、フロイトユングの名前を聞いたことがある人も多いだろう。この映画は、その二人の出会いと決別、そして、そこに深く関与していた一人の女性との<奇妙な三角関係>を描いている。
物語は冒頭、ヒステリー状態(今で言うなら統合失調症のパニック状態か)の女性が精神病院に強制入院させられるシーンから始まる。

病院の名は「ブルクヘルツリ病院」 そう、あのユングが勤めていた病院だ。
女性の名はザビーナ・シュピールライン。後に精神分析医となりロシアの精神分析の先駆けとなった実在の女性だ。

彼女の担当医となったのが若きユング。なんやかんや在って、ユングは彼女は幼少期のDVによって性的倒錯(マゾヒズム)になっていることを突き止める。

この頃のフロイトユングの関係は「親子」のような師弟関係で「言語連想法」や「夢分析」の対話などマニアにはたまらない描写も続く。

しかし、同じくフロイトにより「息子」と称されたO.グロスの登場により状況は変化する。彼は優秀な精神医だったようだが、薬物中毒になっていた。彼の「性衝動は解放するべきだ」の主張によって、ユングの心は揺らいでいく。

そして、ユングはザビーナと不倫関係に陥っていくのだが・・・

ちなみにユングとフロイトの決別は、「性衝動」一辺倒のフロイトに対して「神秘的・超心理学的」な事象も範疇に加えるべきという路線の対立(っていうか性格の不一致離婚の原因か!)であり、有名な「本棚の音」の外在化現象の描写もある。

その後の三者の関係については、映画を見てもらいたいのだが、さらに、その後のザビーナの人生についても思いを馳せていただきたい。クリック!
ザビーナ
 


「今日の気になる言葉」

フロイトとの決別の後、その影響か、世情の不安定さか、ユングは極度の精神不安定な状況に陥る。ユングの妻の要請によりザビーナはユングの治療を依頼される。その時の彼女とユングの最後の邂逅の時の言葉。

「彼は受け入れてくれない。既知の領域では不十分で未知の領域を探るべきって事を。
病気の正体を探るだけでなく、患者の再生を助けたい。患者が目指す人物に導きたいんだ。」

「でも自分が病気になっちゃだめ」

「正気の医師には治せない」

その後、現在・過去の不倫について問われた時のユングの言葉。

「許しがたいことをしつつ人は生きていく」

ちなみに原作はユング、フロイト、ザビーナの交換書簡を元にしたフィクションでありますが、多くの真実が含まれているのではないかと考えます。信じるか、信じないかはあなた次第です
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