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横須賀のカウンセラーのブログです。『箱庭療法』を中心に、カウンセリング・心理学全般を考察中。映画や本についての感想もUPしています。
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晴れ。暖かい。もう完全に春だなあ

最近、「秋山さと子」さんの『ユング性格分析』という本を読んでいるので、ユングの『性格論(タイプ論)』についてまとめたいと思う。
本の紹介ではなくて、ボクなりの解釈。間違っている部分もあると思うので、そのへんはご容赦を。また、教示いただけるとありがたい。


ユングの性格論』(心理学)

ユングの性格論』で有名なのは「内向(的)」・「外向(的)」がある。
これを「ユング」が考えたものだとは知らなくても、言葉だけは知っている人は多いだろう。

実はこの考え方は、「ユング」が「フロイト」と「アドラー」が「神経症」の原因について異なる解釈をしたことが発端にある。

「フロイト」は患者と父親、母親の3人の心の外的な関係の中にエディプス・コンプレックスがあるとした。
それに対して「アドラー」は患者の心だけに焦点をあて、そこにある劣等感をめぐる権力の理論で説明できるとした。

「ユング」はなぜ同じ患者なのに、二つの理論が導き出され、そのどちらも効果的であるのかを検討し、この違いは、「フロイト」と「アドラー」の心の方向性の違いではないかと考えた。

つまり、「フロイト」の心の方向性は外側に、「アドラー」の心の方向性は内側に向けられ、それが患者に投影されたものとしたのである。

これが、「外向ー内向」という心的エネルギーの方向性の理論である。


タイプ論2
さて、この「外向ー内向」を立体的な天地軸とすると、平面には、「合理軸ー非合理軸」が交差し、「心の4種の機能」が考えられている。

「合理軸」とは、価値判断基準に基づく機能であり、「思考ー感情」の2種類である。どちらかが優位に発達すれば、もう一方は劣等機能となる。「感情」は「合理的」ではないと思う人もいるけれど、「ユング」は「快ー不快」の価値判断基準によるものだから、「合理的」としている。

一方「非合理軸」は価値判断基準に基づかない機能であり、「直感ー感覚」の2種類になる。「感覚」は対象そのものを見るのに対して「直感」はその背後のものまで探ろうとする。ある一枚の絵を見て「美しい」とか「下手だ」と思うのは「感覚」であり、「100万円くらいの価値はある」とか「○○の描いた作品だ」などと思うのが「直感」である。


タイプ論1
これらの「内向ー外向」の「心的態度」と「四つの機能」を組み合わせることによって、「ユングの性格分析」は成り立っている。

例えば「外向的」で「思考」の機能が優位に働いている人は「外向的思考型(タイプ)」、逆に「内向的」で「直感」が優位に機能している場合は「内向的直感型」という具合だ。

しかも、「思考型」であっても、第二位に「直感」が来るのか「感覚」が来るのかによっても又違ってくる。つまり、第二位まで含めると16種類の「性格類型」があるということになる。この「類型」は興味深いし、一見、役にたちそうだが、「ユング」自身はこのような、ラベル貼りには興味はなかったらしい。

「ユング」は「外向ー内向」については生得的なものとしながらも、「四つの機能」については、今、どれが優位に機能しているかということであって、「未分化(発達していない)」な劣等機能を成長させることによって、よりバランスの取れた人間になれるとかんがえていたようだ。要は「自己実現」なのである。


ちなみに、これも簡単に診断できるサイトがある。便利になったものだなあ。ユングの性格類型
ボクはこれ
タイプ論3
なお、「秋山さと子」さんによれば、対極の性格にある人同士は決定的に相性が悪いそうで、こればっかりは無理して合わせない方が良いそうです

では、今日はここまで。お休みなさい。



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08年6月12日(水) 休職494日 ど~んより雲っている
エネルギー充填中。良く眠れる

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 昨日はクリニック。
 特に変化なし。
 更新手続きのため、また、診断書をもらう。

 朝、起きてからルーティンワークをして、
 昼食を取り、ほんのちょっとだけ昼寝をしようとして寝たら、
 1回起きて、タバコを吸った記憶はあるけど、
 なぜか起きたらもう夜だった。

 いつ眠りについたのだろう???

 最近、また荒俣宏の『帝都物語』を読み直している。
 たまたま、古本屋で藤原カムイのコミック版『帝都物語』を読んだのがきっかけ。

 後半の「未来宮編」あたりは近未来を予言しているかのようで、
 薄気味わるい。

 しかし、すさまじい小説だ。

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9jyou1

 箱庭療法』(秋山さと子
hakoniwa
 以前、河合隼雄さんの『箱庭療法入門』の紹介をしたけど、
  今回は秋山さと子さんの『箱庭療法
  スイスのユング研究所に留学していた人。
  初出が1972年だから、これも結構古い。でも、勉強になる本。


 『箱庭』とは↑の写真のように規格の決められた砂の入った箱で、砂を掘ったり盛り上げたり、いろいろな人形やミニチュアを置いて、自分の「心」の世界を作っていく療法。

 主に言葉で表現するのが苦手な子どもに行われることが多いが、大人でももちろん可能。
 無理な解釈はしないで気づきを大切にするが、そこにはおのずと法則性みたいなものが見られると言う。

 今日は、そのうち「Ⅴ章 作品の見方」の一部を抜粋して覚書とする。

 「作品の見方 覚書」

・原則として向かって左が心の内的世界、右が心の外的世界をあらわす。
・左上隅は精神的・宗教的、左下隅は根源的・衝動的。
・右上隅は社会的・機能的、右下隅は家庭的・感情的。
・色彩は赤が感情・情動、青は思考・冷静、緑は感覚・自然、黄が直感・希望を意味する。
・数は1・2が統合と分割を繰り返す成長段階。
 4は調和と和合の原型的存在。
 5は中心核の完成と新しい動き。
 6は二つの図形が寄り添った形。
 7は宗教的で神秘的な数。
 8は円に最も近い円満な図形と数
 9は完成に近い幸運の数
 10は一応完成に到着した数とされている。

 これらは解釈には便利だが、実際は作者と治療者の自由な想像力を駆使して作品そのものを味わうことが大切。



 子どもの遊び・・・って思う人も多いのだが、実際、遊びそのものである。しかし、ある意味やってみると衝撃的でもある。はまる人はビタっとはまるかもしれない。

 ボクは割と好きな方である・・・

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 さて、明日は診断書を届けに職場に行きます。

 おやすみなさい。
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