横須賀のカウンセラーのブログです。『箱庭療法』を中心に、カウンセリング・心理学全般を考察中。映画や本についての感想もUPしています。
 晴れ。暖かくはないが、晴れが続くのは嬉しい

昨日は元同僚と飲み会。なので、ブログはお休みにした。飲み会前に「鎌倉宮」に寄った。
白と桃色の珍しい鳥居がある神社だ。興味がある人がいるかいないかはわからんが、写真は次回紹介するよ。
今日は『マズロー』の『欲求階層説』、これも非常に有名な説で、企業の経営現場などでも使われている汎用性の高いものだ。


欲求階層説』(心理学

提唱したのは、アメリカの心理学者『アブラハム・マズロー
彼は、「精神分析」・「行動主義心理学」に続き、「第三の勢力」とも称される、『人間性心理学』の産みの親とも言われ、その哲学は、人間の主体性・創造性・自己実現・成長促進といった、肯定的側面を強調した心理学であり、あの『人間中心療法』の『カール・ロジャーズ』もこの流れの一つである。


自己実現2
さらに、それだけではなく、「第四の波」とも呼ばれる「トランス・パーソナル心理学」の学会を『スタニスラフ・グロス』とともに創設している。人間を超越した境地を考えていたからだ。

自己実現1
欲求階層説』は欲求は階層化されており、低次の欲求が満たされると、高次の欲求が現れるとする考え方。その理想は『自己実現』にある。
階層は低次から、

①生理的欲求:生存に関わる欲求(水・空気・食べ物など)
②安全欲求:危険や脅威が無いこと。(安心感・経済・健康・保障など)ある
③所属と愛の欲求:社会的な欲求(所属・社会的役割・人間関係など)
④承認欲求:認められ尊重される欲求(業績・賞賛・名声・地位・注目など)
自己実現欲求:自分がなりたい人間になるという欲求(能力や可能性の最大限の発揮)

としている。これは、階層というよりは段階と考えた方が理解しやすいが、『マズロー』は、すべて完全に満たされなければならないわけではないと指摘している。さらに、「自己実現欲求」はどの段階でもバック・グラウンドとして働いていると考えた。

しかし、『マズロー』は後にさらなる高次の段階があるとして、『自己超越』の概念も取り入れている。これは例えば、「悟り」を開いた人間や人々の歴史を動かすような研究や発見をした人間のことを指すが、それは人口のわずか2%程度だという。

①~④は『欠乏動機』(足りないものを求める)とされ、⑤は『成長動機』(自己実現を求める)に分けられ、さらに、①②は『物質的な欲求』であり、③以降は『精神的な欲求』でもある。

ボクは②の段階かな。「超越的人間」など、空のかなたである


<日記> スルー推奨。読みたい人だけ「続きを読む」をクリック。

BlogRanking2←ガツンと一発。応援を!

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセリングルームへ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加
18年2月8日(木)  晴れ 寒い

急に、「そう言えばエゴグラムなんてのもあったなあ」と思いつき、昔、勉強した本を引っ張り出し、ネットなんかも調べたりして時間を潰した。今はネットで無料に診断してくれるサイトもあるんだね。簡易なものではあるが・・・。
そんな訳では今日は、そのまとめ。覚書。
例によって信頼性を担保するものはないが、できるだけ、お勉強したことを正確に記すよ


エゴグラム』(心理学

エゴグラム』とは性格診断テストの最もポピュラーなものの一つ。
カナダの精神科医『エリック・バーン』が創始した『交流分析』の自我状態分析を素にして開発された。
交流分析』については、記事を改めて書くから、ここでは詳しくは触れない

説明の前に、試しにボクがネットで受けたテストがあるので、興味のある人はどうぞ

結果はこちら

http://ta.direct-comm.com/charactor/result/41074165.html

エゴグラム診断

http://ta.direct-comm.com/charactor/

上のサイトを見てもらったら分かるけれど、50問の質問に答える質問紙法。
日本で有名なのは「東大式エゴグラム」、ボクが勉強したのは「桂式 自己成長エゴグラム
他にも多数あるが、質問項目はどれも似たようなもん。

エゴグラム1
左の図が人間の自我状態の構造を表している。
交流分析」では、自我状態を「思考・感情、それに関連した一連の行動様式を統合した一つのシステム」と考えている。
そして、その自我を、P(parent)、A(adult)、C(child)の3つの視点にわける。
頭文字を取って「PAC」と呼ばれることもある。
そして、さらにそのPとAを二つにわける。CP(controlling parent)、NP(nurturing parent)、FC(free child)、AC(adapted child)である。
ここでは詳述しないが、一人の人間の心の中に5つの視点があると考えれば良い。
最近ではRCという新しい視点もあるようだ。


エゴグラム3
質問紙法での回答を点数化して、棒グラフや折れ線グラフで視覚化する。
これが「心の形」とされているグラフだ。
左のグラフは一般的な理想形と言われているもの。この形によって、性格を診断する。例えば、
「へ型」(NPを頂点としてへの字になる):円満型・アベレージ
「N型」(NPとACが高く、CPとFCが低いN字):献身型・ナイチンゲール
「逆N型」(N型の逆):自己主張型・ドナルドダッグ
「V型」(CPとACが高くAが低い):葛藤型・ハムレット
「W型」(CP、A、ACが高くNP、FCが低い):苦悩型・ウェルテル
「M型」(W型の逆):明朗型・アイドル
「右下がり型」(CPを頂点に右肩下がり):頑固型・ボス
という感じでイメージしてもらうと分かりやすい。
ただ、どれが良いとか悪いとかではなく、どれにも+-があり、意志で変えることもできる。

エゴグラム2
それが左の表。
+-を勘案し、伸ばしたい所、減らしたい所に応じて、処方ができる。
例えばボクの場合はAが低いので、できるだけ「論理的・客観的」に見るように日常的にしていくとか。
心療内科や企業の採用試験などにも使われている汎用性の高いテストである。


<日記> スルー推奨。見たい人は「続きを読む」をクリック!

BlogRanking2←ガツンと一発。応援を!

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセリングルームへ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加
18年2月2日(金)   雪?後 雨後 曇り。寒いんだけど、温度計がないから何度かわからん

今日は、昔の放送大学の講義『バウムテスト』の復習。録画の消化だ。覚書をまとめる。
誤解のないように書いておくが、あくまで個人的な覚書なので、正確性を保証するものはない。あんまり真に受けないように。何せ適当な人間なので。
でも、できるだけ正確性を期すようにはしている。責任の所在は・・・もちろんボクにある


バウムテスト』(心理学

「バウム」はドイツ語で「木」のこと。ざっくり言えば「木」を描くことによって、発達・性格・象徴的側面をテストするものだ。
発展・定着させたのはスイスの心理学者「カール・コッホ」。「空間象徴理論」と「筆跡学」をもとにして考え出したものだ。


「樹木」は誰にでも親しみやすいもので、描く際の抵抗が少ない。したがって、多くの人に受け入れやすいものだ。
講師の「岸本寛史」氏は、これを、対話の質と幅を広げ、コミュニケーションの窓口となり、描き手(クライエント)の理解を深めることができるとしている。
そして、「コッホ」の言葉を用いて「記号的な解釈を戒める」とし、解釈をするには慎重であるべきだとした。


バウムテスト2
使うものは、A4サイズのあまり光沢のない白い紙(ケント紙)、軟質の鉛筆(4B)、消しゴム、これだけだ。
ただ、具体的な進め方がちょっと少なかったので、補足として、左の書籍に書いてあった方法+αを記しておく。
(ちょっとマニュアル的ではあるが

①指示(教示)「実のなる木を一本描いてください」
「コッホ」は「果物の木をできるだけ上手に描いてください」と教示したが、日本では上が一般的らしい。
②時間、紙の使用方向、消しゴムの使用に制限はない。
③実のなる木が描けないときは、どんな木でも良い。
幼児には「りんごの木」と分かりやすい指示を。要望があれば、木の本数や他のパーツを書き加えるのは自由。
④「写生はしないように」注意。
⑤裏面に「姓名・生年月日・性別」を記入。位置など制限はない。
⑥長時間かかる披検者はその旨記入(検査者がか?)
⑦左利きの披検者に注意。
⑧時間があれば裏面の空白に「あいうえお・・・」書くように指示(筆跡をみるためか?)

しかし、ここで困ったことに、この書籍は「コッホ」の書籍の第一版を英訳したものを日本語訳したもので、誤訳も多いとされているのだ。「心理学」マニアでは、「あの緑の本」とか言われている。「コッホ」のは最終的に第三版まで出ていて、その翻訳も今は出されている。ただ、上の方法は日本での当時一般的なやりかたであることは付記しておく。


バウムテスト1
さて、その後だが、検査者は、「教示」を意識しながら、プロセスを観察し、時間を計り、気になった点をチェックしていく。「教示」の仕方によって、描かれるものが変わってしまうからだ。
そして、気になった点を質問したり、木の種類・高さ・樹齢などを尋ねたりして、理解を深めていく。

「コッホ」は、その第三版の表紙に「心理診断の補助手段」と記している。これを分析した結果(前述の岸本寛史氏による)、コッホはどうやら、「鑑別診断」には慎重的で、「総合診断」により、被検者の立体的な理解を深めることを目指していたようだ。

「見立て」という言葉がある。「あるものを別なものに重ねる」(土居健朗氏)ことによって、心の動きを知ることだ。被検者の「心」は「樹木」に「見立て」られている。これは『箱庭療法」も一緒だ。箱と砂と置くもので「見立て」る。

最後に、「解釈の基本姿勢」について記しておく。

①絵を丁寧に、あるがままに、時間をかけて、言語化していく。価値判断を加えない(一次)
②一次を基にして、主観的(価値判断的)な言葉を加えていく(二次)
③さらに「抽象的」(象徴的?)な次元に進んでいく(三次)

これらは、すべて被検者とのやりとりを通して、解釈をつくりあげていく。決して決め付けないことが大切。

「心理テストの安易なブームは、困った問題だ。

↓「コッホ」と「バウムテスト」についてざっくり知りたい人はここをクリック!
『コッホとバウムテスト』

ここからは<近況報告>
ボクのくだらない、つぶやきだ。見たい人は「続きを読む」をクリックしてね。


BlogRanking2←ガツンと一発。応援を!

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセリングルームへ
にほんブログ村

このエントリーをはてなブックマークに追加
18年1月31日(水)  快晴 比較的暖かい日だった

昨日の『芸術療法』の記事の続きで、今日は『風景構成法』について覚書をまとめておく。
これも中々に興味深い療法ではある。

↓『風景構成法』について詳しく知りたい方はここをクリック!
風景構成法

風景構成法』(心理学

「~療法」とか言うと、大概、外国発祥のものが多い。しかし、これを開発したのは日本人。
ユング派心理学者の河合 隼雄氏の『箱庭療法』の講演を受けて、精神科医の中井 久夫氏が考案したもの。
現代では理論的裏づけもあり、世界各国で活用されている。

箱庭療法』の三次元を二次元にしたものと考えると分かりやすいかな。


風景構成法1
方法は以下の通り。
必要なもの。A4のケント紙、サインペン、彩色用のクレヨン(クレパス・色鉛筆) これだけ。
手順は、事前に「絵のうまい下手は関係なく、自由に思ったように描いて良い」ことを伝え、

①セラピストがサインペンで用紙に枠付けをする。これは、自由と制限を保証するためのものである。
②セラピストの指示どおりに順番に用紙に絵を描いてもらう。
まず、<大景> 川→山→田→道の順。
次に、<中景> 家→木→人。
更に、<その他> 花→動物→石
最後に、<+α> 描き足したいもの、不足していると思われるもの。必要なもの。
いずれも、大きさや個数は問わない。
③裏に名前を書いてもらう。
④色を好きなように塗ってもらう。

風景構成法2
完成したら(満足が行ったら)、幾つかの質問をしていく。(気づきを促すためかな)
例えば、季節・時刻・天気・川の流れ(方向)・山の高さ・道がどこに続いているか・人の性別や年齢など。

ただ、気を付けないといけないのは、当ブログでも何回か紹介しているが、「解釈はしない。クライエントをどう理解するかを重視し、セラピストの心の中でとどめる」(山中康裕)ということ。

例えば、上の絵の山の後ろ側の巨人を、「化け物」とみるか「見守る存在」と見るかは、セラピストの一方的な解釈ではできないということだと思う。この「絵」は、クライエントの「心象風景」であり、クライエントの過去・現在・未来の「風景」なのだから。
この、心の動的な動き(変化)を複数回の『風景構成法』の実施によって見ていくことが大切である。

「占い」みたいに「何かを教えてくれる」と捉える人、多いんだよなあ。「占い」を否定する訳じゃないけど、この辺は事前にきっちり説明しないといけないんだろうなあ。『箱庭療法』も一緒だ。


<近況報告>←つまらなければ、読み飛ばして下さい

昨日は久々に映画をBSで見ることができた。『サバイバー』
ミラ・ジョボビッチの外交官がピアース・ブロスナンが演じる暗殺者・テロリストから世界を守る話。つまらなくはなかったけれど、特筆するものがない、ありふれたストーリーだったので、紹介は割愛。
今日の昼食は、「まつや」の生姜焼き定食。
暖かかったので、サウナに行き、4時間ほど過ごす。気持ち良かった。
ちょっとお金を使ったかな。夜は棒ラーメンにするつもり。
明日は、資格試験のレポートを完成させる・・・つもり。

お休みなさい


BlogRanking2←ガツンと一発。応援を!

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセリングルームへ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加

28年1月30日(火) 晴れ 寒いのかな?久々に昼間から暖房を入れたよ

今日は昨日の美術館の鑑賞から、『芸術療法』についてお勉強した。その覚書を残しておく。

芸術療法』について(心理学

絵画療法1
左の写真は絵画療法でクライエントが描いた絵です。
この後、どのような「セラピー」が行われたかは謎ですが、このように芸術的とされる表現活動を通して、カタルシスを得、問題解決の糸口に気づいたり、自己実現を図る一助としていくものです。
その表現方法によって、
「絵画療法」・「音楽療法」・「コラージュ療法」・「造形療法」・「写真療法」・「舞踏療法」・「詩歌療法」・「心理劇療法」etc.etc
などがありますが、『箱庭療法』もその一つです。

もともとは子どもの「ごっこ遊び」・「粘土遊び」・「落書き」・「砂遊び」などの子どもの成長と発達のために必要なプレイの「意味するもの」を生かした「心理療法」とも言えそうです。

一般的にカウンセリングは言語のやりとりによって行われますが、人には「言語化」ができない思いというか心の動きがありますよね。それらを言語以外の方法で表出させることによって、五感化させていくものです。
もちろん、この前後は言語によって行われますが・・・

フロイト学派は「創造は抑圧された願望の表出」と考えます。特にフロイトは「性欲が目的を阻まれたときに、芸術という別の形式に転ずる」としています。つまり、普通の人(芸術家ではない、あるいは、芸術家になれない人)においては、これが「神経症」の症状となって現れるとしています。

ユングは「創造は原初体験を復元する能力」として、芸術家は明らかに別次元の存在と考えています。個人の原初体験ばかりでなく、人類の原初体験まで退行するわけになりますから、ある意味「超人」です。ユングは、これを「神秘的分有」と呼んでいます。普通の人も原初体験はしますが、それを再構築する力がないとしています。

そう考えると、「芸術療法」は普通の人にはちょっと・・・と考えてしまいがちですが、上述の通り、「遊び」を通した療法と考えた方が良いでしょう。ユングも「箱庭療法」には、その効果を認めています。英語では「Sand play therapy 」です。

さて、長々と書いてしまいましたので、この辺で終りとします。機会があれば、また考察してみたいです。

↓『芸術療法』についてざっくり知りたい方はこちらをクリック!
『芸術療法』

<近況報告>
今日は寒く感じたのでサウナに行くのは止めにした。インフルエンザも流行っているし。
だから、一日引きこもり。
昼食はギョーザ、納豆、しじみの味噌汁。夜は、てんぷらうどんを食べるつもり。
何か映画が見れたら良いな。

お休みなさい。


BlogRanking2←ガツンと一発。応援を!

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセリングルームへ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加