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横須賀のカウンセラーのブログです。『箱庭療法』を中心に、カウンセリング・心理学全般を考察中。映画や本についての感想もUPしています。
18年2月10日(土)  夕方から晴れ。  5時過ぎから雨。寒さはちょっとゆるんだかな。

昨日の「うつと言語」のことを考えていて、やはり「言語」には「心」があらわれるし、「心」は「言語化・象徴化」することが必要だなあと感じた。『箱庭』は「象徴化と言語化」両方できるが・・・弱点もある。そこで、今日はカウンセリングで使う技法の一つ、「フォーカシング」についてまとめる。

フォーカシング』(カウンセリング

フォーカシング』はアメリカの心理学者「ユージン・ジェンドリン」が開発した心理療法。
彼はシカゴ大学の大学院のとき、人間中心療法の「カール・ロジャーズ」のもとで学び、「成功しているクライエント」が共通して行なったある特徴に注目して、『フォーカシング』を開発した。

フォーカシング1
その共通点とは、クライエントが言い淀んで「う~ん」とか「え~と」とかを発し、時間を取って言葉を捜すこと。つまり、言語化はしにくいが、何か意味のある感じを身体の内部に持っている。
この漠然とした感覚を「フェルト・センス」と言う。
「成功しているクライエント」はどんな療法下でも、この身体で感じる変化の体験をしているというのだ。

フォーカシング』」はその内なる感覚と向き合い、語り合うことを中心とする。「ジェンドリン」(左の写真の人)は「フェルト・センスは私たちの内なるクライエント」だとし、「通常の意識的な自己」をカウンセラー(セラピスト)に見立てている。あたかもカウンセラーの如く「フェルト・センス」と接せよと言っているわけだ。

フォーカシング2

技法的には、大きく分けて3段階に分けられる。
①自己の内面に注意を向ける。
②「フェルト・センス」と共にいる。
③「フェルト・センス」と対話をする。
の3段階だが、そのプロセスをまとめると「5つのスキルと5つのステップ」(アン・ワイザー・コーネル)になる。

「5つのスキル」
①自然体であるがままを認める。
②「フェルト・センス」とほど良い関係を見つける。
③「フェルト。センス」を友達のように扱う。
④出てくる言葉やイメージと「フェルト・センス」を共鳴させる。
⑤出てくるものはすべて受け入れる。

「5つのステップ」
①身体の内側に注意を向ける。
②「フェルト・センス」に気づく。
③ハンドル言葉(あだななどの「フェルト・センス」を呼ぶ時に使う言葉)やイメージを見つける。
④その感覚と一緒にいる。
⑤終わる。
実際には、①の後、②③④を何度か繰り返して⑤に至る。

もう少し具体的に記したいが、長くなるので割愛。ちなみに、ユング派の『アクティブ・イマジネーション』にも似たところがあるので、参考にしてもらいたい。

↓当ブログ内の記事『アクティブ・イマジネーション』を読みたい人はここをクリック!
『アクティブ・イマジネーション』

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18年2月7日(水)  良いことだ

今日は『カウンセリング』に役立ちそうな『家族療法』のツールを見つけたので、覚書を残しておく。

イーハトーブ法』(カウンセリング

家族療法』では、家族の中で問題とされている人を、患者(クライエント)とは呼ばずに、「IP」(Identified Patient)と呼ぶ。IPが特に子どもだった場合、問題を言語化することが困難な場合がある。そんな時、見えにくくなっているIPの問題行動を取る目的を明確化するため開発されたらしい。

やりかたは以下のとおり。

イーハトーブ法4
まず、粘土を使って左の写真のように家族の人形を自由に作ってもらう。別にカラー粘土ではなく普通の粘土でかまわない。完成したら、
「あなたの家族の理想の場面を想像して、自由に置いて表現してみて下さい」と教示する。
あとはできるだけ自由に表現してもらう。場合によっては、カウンセラーが手伝っても良いが観察を疎かにしてはいけない。

イーハトーブ法1
表現をし終わったら、カウンセラーはIPに質問をする。質問の内容は、

①人物の紹介。
②どんな場面か?
③この場面での、みんなの気持ちや表情。
④なぜその位置に置いたのか?
⑤作ってみてどう思ったか?気づいたことがあったか?
などである。

この時、注意すべきは、人形の顔の向き、大きさ、位置などがある。

以上のことを通して、言語化されないIPの目的を推測・解釈していくのである。

箱庭』にも、家族の人形はあるし、場面を作ることはできるが、粘土で人形から作るのは、人形の形態や大きさから、力関係などを推し量ることも出来そうなので、それは利点の気がする。
ただ、粘土や工作が苦手なクライエント(この場合はIP)に強制は厳禁である。

しかし、いくら調べても、誰が創り出したツールなのかが不明なんだよなあ。使い方によっては優れた方法なので、もっと調べたいと思う。


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18年2月5日(月)  晴れが続く。良いことだ 寒くて天気が悪いと身体の調子も悪くなるよ。気持ちも沈むし・・・

今日は、「カウンセリングのための心理療法」の第二弾。「認知行動療法」について考えてみた。その覚書。

認知行動療法』(カウンセリング

認知行動療法』は、学習理論(行動理論)を基礎とする行動変容のための「行動療法」を出発点とし、「アルバート・エリス」の「論理療法」、「アーロン・T・ベック」の「認知療法」などの研究の積み重ねから生まれた。
読んで字のごとく、思考などの認知と行動に働きかけをして、感情や生理の変容を促していく療法である。
 
これが、どんなものかというのを説明する前に、「行動療法」・「論理療法」・「認知療法」についてもふれておきたい。

 「行動療法」
注目し焦点化するのは、客観的に測定可能な「行動」であり、その行動の変容を目指す。それは、例えば、望ましい行動の「強化」や望ましくない行動の「弱化」といった行動のコントロールである。特徴は「訓練」に近く、実際に、刑務所の矯正指導や技能習得の訓練などにも応用されている。「精神分析」のような原因探求や「来談者中心療法」のような受容的な支持療法とは違い、あまり内面的な要素を取り入れることはない。有名なのは、パブロフの犬 条件反射(条件付け)だ。


論理療法
論理療法1
認知(考え方・思考)が感情をつくり、行動に移行するというのが基本的哲学。したがって、認知を変えれば、感情や行動も変わっていくという考え方。問題解決志向が強く、教育指導的な側面もある療法だ。
提唱したのは、上の人「アルバート・エリス」
有名なのが、「ABCモデル」 Aが感情が生じるきっかけになった体験。Bは思考。(良い思考と悪い思考がある) そして、その結果として生じる感情や行動がC。そして、否定的な悪い思考に着目する。これを「認知の歪み」と言う。
つまり、その「認知の歪み」に気づき、変えることができれば、問題解決に至るということだ。


認知療法
認知行動療法3
この療法は「苦痛を感じている人の認知(思考)は硬直化しやすく歪みやすい」というのが基本的な考え方。この硬直化し、歪んだ認知を変えるのが「認知療法
これも、指導的・教育的要素の強いもので、まずは「物事には必ず二つ以上の見方があり、その選択はクライエント次第である」と伝えることが始めだ。
有名なのは、「情報処理の間違い」 例えば、

オール・オア・ナッシング(黒か白か、間を認めない極端思考)
結論の飛躍(不確実な情報から無理矢理、結論を導く思考)
読心術(証拠もないのに他人の考え方を決め付ける思考)などがある。

開発したのは、上の人、「アーロン・T・ベック」だ。


そして、以上の3療法を軸として1980年代から世界的に広がったのが『認知行動療法』である。アメリカでは最早主流。『精神分析療法』・『来談者中心療法』と並び、三大療法ともされている。
認知と行動の両面から働きかけるため非常に治療効果が高いとされている。

認知行動療法1
左は「認知療法」の論理モデルだが、これを使って説明すると、
まず注目するのは「出来事」にあたる部分である。『認知行動療法』では、これを「環境要因」として、そのクライエントが、どういう環境下にいるのかを考え、その上で「認知」・「行動」・「気分(感情)」・「身体的反応を見ていくのである。そして、その中でも「認知」と「行動」は自分自身で選択できると心理的教育を行なう。

『認知行動療法』の原則は、基本モデルに沿って、クライエントの体験を理解すること。そして、「今」の問題に焦点化する問題解決志向であること。最後は、教育的側面を重視し、クライエントに自己解決力をつけることである。
この時、カウンセラーとクライエントはチームを形成し、信頼関係に基づく実証的見地から共同作業を行なっていくことになる。

『認知行動療法』はいくつもの構造化された技法があるが、それは機会があったらまとめることにしたい。

でも、この療法、ボクは何か好きじゃないんだよなあ。何か騙されてる気がして・・・心を無理にねじ曲げてるようでもある


さて、ここからは<近況報告> <日記>ってした方が良いかなあ。『凡人日記』だし・・・
まあ、読みたい人は「続きを読む」をクリックしてね。スルー推奨だけど・・・。


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18年2月3日(土)  何か中途半端な晴れの日。
今日から、ボクが「カウンセラー」として、『箱庭療法』と組み合わせて使っていく「カウンセリングのための心理療法」をぼちぼち紹介していく。
「療法」とあるが、ボクは治療をするのではない。一般的に分かりやすいから、この言葉を使っているだけである。
カウンセリングについては、その各種「療法」を組み合わせて行なう「幕の内弁当方式」(村上勝彦氏)を採用している。


来談者中心療法』(カウンセリング

アメリカの臨床心理学者「カール・ロジャーズ」が始めた心理療法であり、日本においては=カウンセリングと一般的に思われている療法である。


来談者中心療法1
←この人です。「ロジャーズ」さん。
何か心理学者って、結構良いお顔をしている方が多い気がする・・・
ま、それはさて置き、『来談者中心療法』の特徴は、「積極的傾聴」にある。
指示をせず(「非指示」)クライエントの話を良く聴き、クライエントの「心の気付き」を促すことによって、クライエント自らが問題を解決していくという療法である。
カウンセラーにとっては「いろはのい」にあたる基本であり、これなくしては、「カウンセリング」は語れない。

後に『人間中心療法』と名前を変える、この療法の根本的な哲学は、「人間には生まれつき自らを維持し、強化し、実現する傾向と力を備えている」という人間信頼である。これを「実現傾向」と言う。
目指す目標は、これが最大限に機能している「十分に機能する人間」であり、環境や他者の評価から後天的に身に付けた「自己概念」を経験(行動・事実)と一致させることである。

例えば、「不倫をした」という経験が、「不倫は良くない」という世の中の倫理を取り込んだ自分(自己概念)としては、経験を受け入れられないため、「他人の不倫を責める」のは、経験を無かったことにして意識しないという、あるがままの自分(事実)と自己概念が一致していない状態だ。

この「あるがままの自分」を受け入れて、改めて「自己概念」を創り直せれば、過去の自己概念に脅かされることがなくなる。
「あるがままの自分」とは文字通り、悲しいときは涙し、怒りを感じたら怒り、感情に純粋で、思い込みに囚われず客観的な事実を受け入れられる自分である。


来談者中心療法2
この時に必要なのは、左の図にも在る通り、
「無条件の肯定的受容」
「共感的理解」
(カウンセラーの)「自己一致」
になる。
クライエントのありのままを評価なしに受け入れ、クライエントの体験を「あたかも」自分のことであるように感じ、嘘のない真実の姿を示し純粋に対応することである。

良く「簡単な方法」と捉えられるが、これはこれで深く難しい療法である。そもそも、このようなことが可能かという問題もある。カウンセラーも人間なのだ。
だが、「話を受け入れて聴いてくれる」だけで嬉しいと感じる人も多いのは事実。それだけでも十分な価値がある。

↓『来談者中心療法』についてもっと知りたい方はここをクリック!
来談者中心療法

ここからは<近況報告> 愚痴もあるから、読みたい人は「続きを読む」をクリックしてね

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18年1月25日(木)  晴れ 最大の寒波到来 とっても寒かった

今日は『家族療法』についてお勉強する機会があったので、それについての覚書を残しておく。

家族療法』にも諸派あってややこしいのだが、ボクが学習したのは、古典とも言えるアドラー心理学に依るもの。
その中で今日は『家族療法』のカウンセリングの基本的な流れについてまとめてみる・・・つもり。


アドラー心理学について知りたい方はこちらをクリック!
アドラー心理学
↓『家族療法』について知りたい方はこちらをクリック!
家族療法

『家族療法』の基本的な流れ(カウンセリング

『家族療法』のカウンセリングは基本的に終結に向けて5つの段階(手順)がある。
基本的にこの順番で進められるが、状況によっては前の段階に戻ったり、段階を跳ばす場合もありうる。


①導入
クライエント(カウンセリングの対象者)の抱えている問題を「共に考え、共に解決していく」<契約>と<同盟>を結ぶ。
<契約>はクライエントとカウンセラーの役割や目標についての合意。
<同盟>はカウンセラーとクライエントが協力し、共同作業をしていく関係。
を指す。
このことによって、クライエントのカウンセラーへの過度の依存が避けられ、両者の権力闘争を防ぐことができる。

これは、どのカウンセリングでも大事なことだよなあ


②信頼関係形成
カウンセリングって考えてみると初めての相手に自分の悩みや心の姿をさらけだすのだから、尋常じゃない関係性が築かれる場面だ。『家族療法』でもそれは同じで、信頼関係がしっかりと築けないと、カウンセリングは成り立たない。『家族療法』の特徴は、
できるだけ速くクライエントに充実感が感じられるような関わりが重要であること。なぜなら、信頼関係を築くのに時間がかかりすぎると問題の本質が見える前に、クライエントが挫けてしまうことがあるから。
そのために、カウンセラーは、開放的で明るく友好的な態度で、はっきりとクライエントに対して関心があることを示していく。
その上でクライエントの選択を尊重する語りかけや姿勢で、信頼関係を築きやすい雰囲気を作り出していく。
どんなクライエントに対しても尊敬の念を持って接することが大切。

これもどんなカウンセリングでも基本となること


③クライエントを理解する
信頼関係が築け、クライエントが問題を打ち明けてくれそうな段階になったら、クライエントをより深く理解するために情報収集などに努める。ただし、『家族療法』では、
クライエントの膨大な過去(幼時体験・トラウマなど)の情報収集ではなく、現時点の状況に焦点を合わせていく。なぜなら、家族という複数のクライエントがおり、一人ずつの過去と向き合うのは事実上困難であり、同時に早期に問題に取り組むことを目指しているから。

うん、うん、そりゃそうだろうなあ


④問題と目的の明確化
問題解決に必要な情報を収集し、クライエントをより深く理解できたら、その情報を整理し問題を明確化する。その場合、今までのクライエントの感情や思考のパターンに配慮しつつ、何が重要で、言葉の裏に秘められている本当の目的を見つけられるようにしていく。
その場合<正対>という技術を用いる。<正対>とは対象にまっすぐ向き合う(向き合わせる・直面させる)こと。主に3つの方法がある。
・問題行動を直接言語化して直面させる方法。
・時間を使って直面させる方法。
・感情に直面させる方法。

このへんはちょっとテクニック的


⑤代替案の提案
<正対>が正しく行われ、クライエントに新たな気付きや理解が生じたら、問題解決のための新しい方法を共に考えていく。その場合、
・カウンセラーが一方的に提案するのではなく、クライエントの行動パターンを理解した上で共に考えていく。
・クライエントが代替案を示した際は<四つの問題行動>になってないかを確認すること。<四つの問題行動>とは、
  ☆注意を引く  ☆権力で周りを従わそうとする  ☆仕返しする  ☆諦める
の四つである。
・カウンセラーからの提案は多くはせず2つ位にする。その中からクライエントに選択してもらう。
・選択権はクライエントに預け、そして、行動を変化させるよう面接内で約束をする。

そして、うまく行けば、<終結>へと漕ぎ着けるわけですな  やれやれ・・・・


今日の近況報告。

3日連続、明智小五郎のTVドラマ。四部作みたいだから、明日もやるのかな。今日は「暗黒星」という題名だった。
ストーリーはだったが、暇つぶしにはなったかな。

ランチは隣の大学の学食で、鳥のてりやきランチ。照り焼き、小鉢三品(奴・ポテサラ・きんぴらごぼう)、わかめのお味噌汁。
500円也。安い!

今日はこれから、防犯の会議がある。夜は寒いから色々入れて雑炊でもつくろうかな。

それでは、また。お休みなさい。


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