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横須賀のカウンセラーのブログです。『箱庭療法』を中心に、カウンセリング・心理学全般を考察中。映画や本についての感想もUPしています。
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晴れ~。涼しくて過ごしやすい

最近読んだというか眺めた本の紹介。「心理学」や「心理療法」の近接領域かな。『夢占い大事典』
著者は「夢占い」ではなく「夢解き」(夢の解釈の仕方)と言っているが・・・。割と興味のある分野だ。


夢占い大事典(不二龍彦)』(読書)
夢占い1
惹句にいわく、「日本で一番詳しい夢事典!」
確かに3cmくらいの厚さはある。「事典」なので、語句を引くもの。基本的な意味するものと、「吉凶」両方の意味、解釈のポイントが記されている。
例えば、こんな感じ。

[やみ 闇]
基本的な意味:「運気のふさがり」や「出口の見えない精神状態」を象徴します。
解釈のポイント:しばしばこの夢を見るなら、心を病んでいる可能性があります。
吉夢
・「闇が晴れる、闇の世界から抜け出る」 それまでの不調から解放され、道が開ける。
・「闇の中にポツンと明かりが見える」 進むべき方向が見えてくる。
凶夢
・「自分が夢の中にいる」
①見通しがまったく立たない。②精神的に極度に行き詰っている。

「事典」なので、全体の紹介はできないが、その前書き的な、「夢解きのポイント」を要約する。

A夢は未知の外国語だと思え!
(夢に表れたものをそのまま日常の言語にしても無理。概念ではなく象徴としてとらえること。)

B夢の意味には二つの顔がある。
①多くの人に共通の普遍的な意味。
②自分だけに通じる個人的な意味。

C夢のビジョンには、必ず自分との接点がある。
まず、「自分だけに通じる個人的な意味」を探ることが先決。

D打ち消しに注意せよ。
出てきたシンボルが、どんな状態か、どうなったか、あるいはどうなろうとしているかを注意深く観察することが大事。

E自らの現状に即して判断せよ。
夢はその人が置かれた状況、年齢、性別などによって、まるで違う。

F目覚めの時の印象・気分をチェックせよ。

G「雑夢」か「予知夢」かチェックせよ。
(夢には「雑夢」と「予知夢」があり、後者の方がかなり明晰だとのこと)


ボクは占いの類はまったく信用しないけれど、スピリチュアルなものを否定はしない。
それは相当の歴史を持って、現代まで生き抜き、多くの人を癒して来ているからだ。
その効用は否定はできないと思う。

ちなみに、「ジェイムズ・R・ルイス」の「夢の事典」によると、
「闇」(Darkness)は、「他の多くのありふれた日常体験の要素と同様に、暗黒は、広範囲なものを表すことができる。光の対極物としての暗黒は、悪、死、未知への恐れ、喪失感を表しうる。夢に表れた暗さや暗い部分が、無意識、子宮、目に見えない可能性を象徴することがよくある。あらゆる夢の象徴の場合と同様、夢全体の雰囲気と背景から、どの解釈が適切なのかが分かる」としている。


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晴れ。夏日だどこぞでは25度を超えたらしいよ・・・。

良い天気が続いているので、花見がてら横浜へ。
前から気になっていた『原鉄道模型博物館』に行って来た。
少し鉄分(鉄道好きな成分)もあるので、機会があれば・・・と思っていたが、なかなか機会がなかった。
昨日は「エイヤ」っと気合を入れて、踏み切ってみたのである。


原鉄道模型博物館in横浜』(写真日記)

原鉄道1
場所は横浜駅東口からほど近い、「三井ビルディング」の2F。

「コクヨ」の元専務、世界的鉄道模型制作・蒐集家であった「原信太郎」のコレクションを展示・展開している博物館。
貴重な一番ゲージなど各種ゲージの模型。ビンテージな切符や鉄道プレート等など、見所は多々ある。
その中でも、世界最大級のレイアウトで実際に走る一番ゲージのジオラマこそは一見の価値がある・・・と思う。


原鉄道2
大きさは30m×10m。路線の数は6本。全路線の長さの総計は約450m。圧巻なのは、山や川、建物、人物、鉄道以外のジオラマの造形だ。

原鉄道3
停車場かな。極めて精緻なつくりになっている。細部まで妥協がない。

原鉄道4
時間も再現されている。夜明けから夜まで。10分から15分位の間でゆっくり変化していく。写真は夜景。

原鉄道5
駅舎と駅前の風景。屋上にホームがある。実際にあったのかなあ。ちょっと不思議な光景。

原鉄道6
別室にはHOゲージサイズの横浜みなとみらい付近の風景を再現したジオラマもある。こちらも見事なできだった。写真可なのは嬉しいね。このあと、サウナに行って休みましたとさ。良い一日でした。

正直、そんなにも期待はしてなかったけれど、行ってみてビックリ。想像以上に良かったです。この日は「そごう美術館」で「院展」もやってたのだが、一館で充分満足してしまった。大人入場料1000円。再入館もできるし、「動鉄実習」や「模型づくり」などの体験もできる(詳しくはHPで確認してね)ので、お好きな人は一日楽しめる施設だ。

今日はここまで、お休みなさい。

※追記 昔のドイツの鉄道関係の街並みだそうです



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晴れ。暖かい。上着は着なかったよ桜も良い感じで咲いていた。

さて、ボクの思いつきで『和』の心理療法について5回に渡って覚書を紹介してきたが、うまく紹介できたかは、はなはだ心もとない
まあ、これはボクの能力不足だから、ご容赦願うとして、このあとはボクの感想というか、つぶやきというか・・・そんな感じの駄文です。


『和の心理療法』(心理学

まず、第一印象としては「心の動きそのもの」に言及しているものが、無かったなということ。

和1
もちろん、クライエントと相対している時は個別にはあるのかなとは思うけれど、まずは「形」から入っていくという印象だ。

極めて、日本的と言えば日本的。日本人は「形」が大好きだし、大事にしているものね。そういう意味では、『行動主義』に近いものがある。


和2
中には『内観療法』のように修行に近いものもある。
『森田療法』は一種の「作業療法」だし、『臨床動作法』は直接身体に働きかけるものだ。
それらの効果や効能は別として(すべて一定の評価はなされている)・・・。

もう一つの印象としては、極めて「教育的」だなということ。
『生活分析的カウンセリング』『構成的グループ・エンカウンター』などは、まさにそのまま教育現場で活用されている。
『内観療法』でも「養育費の計算」とか「嘘と盗み」などのテーマが与えられることもある。

ただ、実は以前、当ブログで紹介した、『風景構成法』『コラージュ法』も日本発祥のものだ。どちらも『箱庭療法』をルーツとしているのも興味深い。
『コラージュ療法』は諸外国でも使われているが、「日本コラージュ療法学会」は、その発見と発展の過程は全然別のものであるとしている。
この二つはどちらかと言えば、「精神分析的」な療法と言える。

行動主義」と「精神分析的」・・・どちらが良いとか悪いとかではなく、時と場合に応じての選択が大切ということだろう。


ああ、やっぱり訳がわからん文章になってしまった
自分の能力がうらめしい・・・。

今日はここまで。お休みなさい。



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晴れどピーカンだよしかも暖かい。半そでの人もいたよ~。

『和』の心理療法の第5弾。『構成的グループ・エンカウンター』についての覚書。
心理療法というよりは「心理教育」と言った方が正確かな。
『グループ・エンカウンター』自体は、あの「カール・ロジャーズ」も行なっていた手法ではあるが、「構成的」なものとして体系付けて構築したのは日本オリジナル。『和』に分類してもいいんじゃないかな。


構成的グループ・エンカウンター(SGE)』(心理学)

ルーツは60~70年代のカルフォルニアの「エサレン研究所」
当時「エサレン」は「人間性心理学」のメッカ。「ロジャーズ」を初め、「マズロー」・「フリッツ・パールズ」・「ビクトール・フランクル」などそうそうたるメンバーが揃っていた。
そんな中で『グループ・エンカウンター』は生み出されたのである。


エンカウンター1
それを『SGE(Structured Group Encounter)』として、開発・普及につとめたのが、教育者であり、カウンセリング心理学者・大学教授の『國分康孝』氏だ。

彼は、『構成的グループ・エンカウンター』(以下『SGE』)を「集中的なグループ体験であり、<ふれあい>と<自己発見>を通して、参加者の<行動変容>を目標とし、究極的には<人間的成長>を目指すもの」と定義づけている。
キイワードは「在りたいように在る(Courage to be)」・「感情交流」・「自己覚知(Self awareness)=感情体験を伴う気づき」
思想的・理論的には「実存主義」と「ゲシュタルト療法」が二本柱。

エンカウンター2
基本的な流れは以下の通り。


①インストラクション(導入・説明):趣旨説明・エクササイズ(課題)の内容、進行方法、ルールの説明。
②エクササイズ(課題・活動):目標に合わせて6つのねらいと行動変容の3つの「ボタン」?の組み合わせによって最適なものを選ぶ。
 6つのねらい=「自己理解」・「自己変容」・「自己表現・主張」・「感受性」・「信頼体験」・「役割遂行」
 3つの行動変容(変容を目指すもの)=「感情」・「思考」・「行動」
③シェアリング(思いの共有)=エクササイズを通して気づいたことや感じたことを話し合い共有する。

「構成的」の構成とは「枠組み」のこと。具体的には、エクササイズが決められていること。グループであること。そして、ルールと時間が決められていることである。これは、参加者の「心的外傷」を防ぎ、効率的・効果的に進めるためのものだ。

一番、分かりにくいのは、エクササイズだと思うが、今や何種類あるかわからないほどあり、今も開発されている。
例えば「サイコロ・トーク」とか、「ブラインド・ウォーク」・とか「内観(簡便なもの)」とか「傾聴訓練」とか・・・。

シェアリングは参加者の認知の修正・拡大を求めるものだ。

こういったものが複雑に組み合わさって、まさに「構成」されている。教育現場での普及は拡大しており、ほぼ学校で行なわれているが、企業の研修にも使われている。グループのメンバーの質と量の勘案が難しいところだ。常に等質とは限らない。

ボクも何十回となく、実践したが、なかなかうまくいかないこともあった。有効な「心理教育」で、面白いのだが、リーダーの力量とメンバーの意欲も関係する。万能ではないということかな。いや、万能な方法なんてないな

さて、5回に渡って紹介してきた『和』の心理療法であるが、次回で一区切り。
ちょっと、散らかった頭を整理して、取りこぼしてきたことを補って、凡人なりの見解をまとめたいと思う。



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ほとんど晴れ。夜になって雨。今、豪雨予報と雷注意報が出た

』の心理療法シリーズ第四弾。この場合の『』は日本発祥ということ。
今日は日本独特の心理現象に注目し開発された。心理療法・・・ってよりはカウンセリング技法と言った方が正確かな。


生活分析的カウンセリングLAC法)』(心理学)

臨床心理士で大学教授でもある『松原達哉』が開発したカウンセリング技法。

LAC1.jpg
生活分析的カウンセリング』(Life Analytic Counseling)以下『LAC法』と略すが、主に、無気力・無意欲とされる学生・生徒に対して、「人間中心療法」的な対応と、「行動療法」の「セルフ・モニタリング」的な手法を導入したもの。

無気力・無意欲な人間は、日本の社会・経済・生活の変化に伴って、増加してきたとされ、極めて日本独特の現象。

特に『アパシー症候群』(スチューデント・アパシー)と呼ばれる、本業(学問)には意欲を持たないが副業(バイトやサークル等)には積極的な学生に対しての処方として高い効果と評価を得ている。

LAC2.png
ごくごく大雑把に方法を説明すると、
20~30枚の名刺大のカード(ラベル・付箋紙)を準備し、日常生活の反省の上での課題を、

①現在やるべきこと・やらねばならないことを1枚1課題で具体的にカードに書き込む。
②カードを類似性や関連性に応じて分類しグループ分けをする。
③各グループに名前を付け、別のカードに書いておのおのまとめる。
④名前が付けられたグループごとに必要性・可能性・重要性などを考え100点満点で点数化する。
⑤点数が高い順番に並べて、「生活行動分析計画図(LAC図)」を作成する<詳細省略>。
⑥「LAC図」の中で最も大切だと思うものを2つ選ぶ。
⑦最重点目標に対して「どのように達成していくのか」を示す「生活分析計画日程図(LAC日程図)」をつくる<詳細省略>。
⑧毎日の行動を評価し、達成できたものはラインマーカーで消し、1箇月ごとに評価・反省し、「LAC図」を作り直す。
⑨6箇月から1年ごとにどれだけ目標を達成できたか、行動を評価する。
⑩ある程度、行動目標を達成できるようになったら新しい「LAC図」をつくり、動機付けを高めるようにしていく。

って感じでまとめあげていく。

「行動療法」に日本の「KJ法」を合わせ、接し方は「人間中心療法」的な感じ・・・
ただし、健全で、ある程度知的発達が必要なことが前提条件。

教育現場で活用されることが多い。定期試験前の対策とか


学校現場では一斉に一律に・・・ってパターンが多いけれど、本当は1対1で緻密に話を聴いたり、「励まし」たりすることが大切なんだよね。
これは「カウンセリング」にとって必須だと思うな。



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 氷雨 時々 雪。寒いな。でも、他の地域よりは比較的に暖かかったかも。積もってはいないもんな。

今日は『和』の心理療法シリーズはお休みにして、『箱庭」のパーツ(素材)のご紹介。第五弾です。

箱庭』のパーツのご紹介5(箱庭

今回は「」関係かな。これがなかなか難しい。普通の「」の形って案外ないんだよね。
箱庭パーツ 人間1
座っているたち。男女ともにいるが、双子のような重なりも
これらは『ジオラマ』用のお形さん。もう少し大きいとベストなんだけれどね。


箱庭パーツ 人間2
同じシリーズの立ち姿バージョン。表情がないんだよね。
子どももいたような気がしたんだが・・・気のせいかしら。


箱庭パーツ 人間3
戦士バージョン。やけに数が多いと思うかもしれないが、これはボクの好みではなく、セット販売だから仕方がない

箱庭パーツ 人間4
アニメとかプロスポーツ選手なんかの誇張された表現の「人」たち。
お猿さんと妖精もいるが、これは最近集めたものなんで、まとめてみた。


箱庭パーツ 人間5
そして、ちょっと(かなり?)大き目の人形。アイヌの人など民族的なものを選んでみた。
和風のもあるが、今回は紹介しない。
全部でおよそ60点あまり。

この分野はよくよく考えなくちゃって感じだ。家族の人形は必須。こればっかりは、『箱庭療法』専門店に頼むしかないかな。
でも、高いんだよな


まあ、まだまだということです。砂の選定も含めて、じっくりやっていきますわ。


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 曇り。寒くはない。が、季節の変わり目を体で感じる

』の心理療法シリーズの第三弾。「森田療法」・「内観」に続いて、今日は、『臨床動作法(動作法)』のご紹介。

臨床動作法』(心理学

臨床動作法』とは、「動作」を改善することによって、リラクゼーション効果と心の問題の改善を図るもの。身体の各部位に注意を向け、ゆっくりと動かしながら「感じ」を確認していく方法。
ちょっと『マインド・フルネス』にも似ている気もするし、マッサージやリハビリ運動の感じもする

要は、例えば気持ちが落ち込んだときは、何となく背中が曲がり、うつむきがちになったりする。それを健全な姿勢にする「動作」を行なうことによって、気持ちを立て直していく様なこと。

それは、「動作」とは、「意図(心の動き)→努力(主体的活動)→身体運動(姿勢・身体の動き)」であるという考え方だからだ。
したがって、それを遡りしていく形で、「身体運動」が健全でないのは、「努力」の仕方が誤っているからであり、そこに働きかけながら、「意図」の問題を探っていくことになる。


動作法1
開発したのは臨床心理学者で医師でもある『成瀬悟策
元々は戦後の催眠療法の第一人者だった人物だ。

彼は、「脳性まひ」の青年が、催眠時のみ動かせなかった手や足が動くという症例に注目し、「ジェイコブソン」の「漸進的筋弛緩法」などを取り入れ考えだしたもの。

当ブログ内の記事はこちら
『漸進的筋弛緩法』
動作法2
自閉症や多動に効果がみられることが確認されており、年齢を問わないのも利点とされているが、具体的な方法については現在調査中。経験もしてみたいな

さて、『』の心理療法の特徴について、凡人なりの解釈というか分析というかむにゃむにゃというのも、少しまとまってきたので、これについてはいずれ述べたいと思うが・・・まだまだ、いくつか紹介したいのもあるので、しばらく続けるつもり。
ヒマな人はお付き合いを・・・。
しかし、お勉強中のレポートが書けてない



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 晴れ。寒いという予想だったけれど、昼間はそんなでも無かったな。夜はさすがに冷えた。久々に暖房
」の心理療法の二つ目。
今日は『内観療法』(内観法)について・・・です。


内観療法』(心理学

前回も紹介したけれど、日本発祥の「心理療法」(精神療法)の二大潮流の一つ。
国内でも研修所が多くあり、国外でもドイツを初めヨーロッパでも研修所が作られ、近年では中国などアジアでも展開を見せている。

内観1
浄土宗の僧侶、『吉本伊信』が浄土真宗の「身調べ」という厳しい修行から、宗教的要素を極力排除する方向で産み出された「心理療法」 初めは刑務所の矯正教育のため使われていた。

しかし、その治療効果が高いことから注目を受け、なんやかんやあって、多くの研究者によって、系統的なプログラムが確立される。それは、以下のようなもの。


内観2
まず1週間程度の「集中内観」、研修施設に宿泊する。
何が行なわれるかと言えば、静かな部屋で屏風に隔てられた場所で、朝5時から夜9時まで(16時間)内省する。その間、手洗い・入浴以外は屏風の外に出ることは許されない。

内省する内容は次の3点。お世話になった人に、
①「してもらったこと」
②「して返したこと」
③「迷惑をかけたこと」

対象は、母親から始め、父親・祖父母・兄弟姉妹・友人・先生・同僚・上司・・・等、近くから遠くへ広げていく。
1~2時間に一回、「面接者」に思い出したことを報告し、次の課題が与えられる。
「思い出」は漠然としたものではなく、具体的に、動画のようにイメージされることが望ましい。
また、場合によっては「嘘と盗み」とか「養育費の計算」とかのテーマが与えられることもある。

入所後は「日常内観」へと移る。
これは日常生活の中で、上記3項目を常に振り返ること。短時間でも、通勤・通学時間などでもかまわない。日記にしても良い。
やり続けることが大事。

この一連の流れはかなりハードなので、身体的な問題や、「自我」の弱い状態には勧められない。


・・・「洗脳」だよな。感謝の強要は嫌だな。何で日本発祥の「心理療法」って修養(修行)的なんだろう。
「カウンセリング」ではできないし、やりたくもないなあ。



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 晴れ。ここのところずっと暖かくて助かる・・・が、季節の
変わり目は調子が悪い

「和」の心理療法(日本で生まれた心理療法)とはどういう特徴があるかってことが少し気になったので、まとめて考えようと思った。
なので、しばらく「和」が続くのでご容赦を


森田療法』(心理学

「和」の心理療法として代表的な療法は『森田正馬』の『森田療法』と「吉本伊信」の「内観法」の二つがある。
国際学会での発表や実践事例の報告も多くあり、『森田療法』においては、「治療」面においては、「フロイトをはるかに凌駕する」とまで評されている 本当かなとも思うけれど・・・。


森田療法1
元々は「神経症(神経質)」の治療として開発され、入院治療が原則とされてきたが、最近では軽度の場合は通院治療も行なわれている。

基本的な哲学は『あるがまま』と『生の欲望』
『あるがまま』は、何か仏教の「悟り」の概念と混同している人もいるけれど、気分や感情を切り離して為すべきことをする、目的本位の思考のこと。
『生の欲望』は「生きたい」(できれば健康で長く)という気持ち。これは「死の不安」と表裏一体であり、この矛盾が様々な症状が現れると考える。

『療法』は、系統的なプログラムで行なわれ、内省や洞察を導くものである。プログラムは4期に分けられる。

①「絶対臥褥(ぜったいがじょく)期」
食事と洗面、排泄以外は意図的な安静状態(寝る)の個室に置き内省を促す。<1週間程度>
②「軽作業期」
外に出て自発的に気づいたこと(掃除など)の軽作業を行なう。<4日~1週間程度>
③「重作業期」
他の患者さんとの共同作業で少し重めの作業(飼育・園芸・木工など)を行なう。<1週間~2箇月程度>
④「生活訓練期」
外出、外泊、通勤、通学などの社会復帰の時期。<1週間~1箇月程度>

②から「個人面談」・「日記指導」が行なわれる。

森田療法2
「神経症」だけではなく、「うつ病」・「ガン病者の精神的支援」にも行なわれている。
「アルコール依存症」などにも都合よく利用されている。

ボクも受けたことがあるが、医者が合わなかったのかたいしたことなかったな。
本来は薬は使わないが、現在では併用することも多い。また、この療法で治った人が専門家気取りになったり、指導的な役割をしようとする「くさみ」と呼ばれる弊害も指摘されている。
哲学的な傾向が強いからかな


次回は『内観法』について紹介したい・・・と思っている。


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 晴れ。暖かい。3時くらいの地震があったよ

ここ2~3日、調子があがらない。バイオリズムの谷間に落ちたようだ。こういうときは無理しないで休むことにしている。
だから、ブログもとびとびになっているが、これでいいのだ。
無理せず続ける。義務になってはいけない・・・と言い聞かせる。

今日は前にもちょっとだけ触れた『アンガー・マネージメント』の覚書。自戒も込めて。


アンガー・マネージメント』(メンタルヘルス


アンガー・マネージメント』はアメリカで生まれた心理トレーニングの一種。
これもいろいろなアプローチがあって煩雑
でも、教育現場や企業研修、アスリートのメンタルトレーニングなどにも応用されている。

気をつけなければいないのは「怒らないよう」にするのではなく「怒り」をコントロールすると言うこと。
それも「良くない怒り」をコントロールすることだ。「良くない怒り」とは、恨みや妬み、人を陥れるものなどの負の感情のこと。
そして、後悔しない正しい「怒り」の表現を学ぶことだ。


アンガー1
喜怒哀楽というように「怒り」は人間の根源的感情の一つ(防衛機制)。消し去ることは容易ではない。

しかし、「怒り」は2次感情と呼ばれ、直接的に「怒り」が湧き上がるわけではない。その前に1次感情と言われる、
「悲しい」・「苦しい」・「つらい」・「寂しい」などが背景にある。それが自分の許容量を越えたときに、「怒り」となって表出されるわけだ。
つまり、その一次感情を「わかって貰えない」という思いから来ている。

では、どうすれば、それをコントロールできるか。3つの側面からアプローチする。

①衝動のコントロール
「怒り」のピークは6秒と言われている。深呼吸が有効(呼吸リラクゼーション)
6秒間頭の中で唱える言葉を考えておく。「大丈夫」とか「「落ち着こう」とか。
②思考のコントロール
許容範囲を広げる。「許せない・許容範囲・許せる」の3つのどこに位置するかを冷静に判断する。
③行動のコントロール
「怒り」をリクエストと考え、具体的に提案できる形に変える。「怒り」方をぶれさせない。ぶれるとただの怒りっぽい人にみられてしまう。

「怒り」のNGワード
①「前から言おうと思ってたんだけど」=過去に遡らない。「今ここ」
②「なぜ」「どうして」=実は過去をせめているだけ。「どうしたら」に変換。
③「いつも」「絶対」「必ず」=絶対的な言葉。正確に伝わらない。具体的に。
④「ちゃんと」「しっかり」「きちんと」=塩梅が伝わらないあいまいな言葉。具体的に。

「怒り」を感じたら試してみたいテクニック
①呼吸リラクゼーション=深呼吸。上述を参照。
②グラウンディング=イライラから目をそらし周囲の別なものを見てみる。
③タイムアウト=いったんその場を離れる。捨て台詞はだめ。離れたら気持ちが落ち着くことをする。
④アンガーログ=記録する。5W1H+気持ち(どうしたいか)を一つ一つ記録する。
⑤四つの箱=「解決しよう」・「他のことに目を向けよう」・「相手の考えも受け入れよう」・「気にせず先に進もう」
(「コラム法」の一種かな。詳細不明。もう少し調べてみたい。)

怒る時の3つのルール
①人を傷つけない。 ②自分を傷つけない。 ③物を壊さない。
怒る時の4つのタブー
①機嫌で怒り方を変える。②関係ないことを持ち出す。③原因を責める。④一方的に決めつける 


アンガー2
その他、「怒り」のタイプ別診断テストのサイトもあるので、紹介しておく。ちなみにボクは「公明正大」タイプだった 意外だ。

アンガー・マネージメント・診断

やれやれ、これはこれで深い『ストレス・マネージメント』だが、やっぱりトレーニングが必要だな。
時々負の感情に負けてしまう。まだまだだ。


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 晴れ~。 暖かい~。 春近しだあ

最近、『映画』の感想ばかりで、『映画』ブログみたいになっている
でも、お勉強は続けているので、ぼちぼち紹介するよ。
だけど、今日も『映画』だよ


この世界の片隅に』(映画

何を今さら感が強いのだが、見直してみて良い映画だなあと改めて思ったので紹介する。
実はネット上では詳細な分析がされていて、もうどうにもならないので感想程度で勘弁。(いつもそうか


この世界1
公開時はわずか63館。制作費もクラウド・ファウンディングで集められた『映画』であるにも関わらず、公開劇場を大幅に増やしながら、1年以上のロングランを続け、海外にも進出。
『映画』界の各賞を受賞するなど奇跡的な支持を得た作品。今年は160分のロング・ヴァージョンの公開も予定されているらしい。

凡人なりに分析してみると、この映画の成功は原作と脚本の緻密さと原作への支持の高さ、そして『のん』(能年 玲奈)の起用が大きいと思う。

原作も読んだけれど、映画では主要なストーリーのいくつかは大幅にカットされている。しかし、戦時下の庶民の生活をきちんと取材していることは同じだ。さらに幻想的なことと現実的なエピソードが複雑に構築されている。にもかかわらず、表現はある意味ゆるく、ほのぼのとしているのだ。
何のことやらわからんと思うが、あらすじ的なことを知りたい人はをクリック。
『この世界の片隅に』


さらに『のん』の起用。素朴で、でも一生懸命で、可愛らしい、主人公の「すず」の声にぴったりはまっている。監督の協力なプッシュもあったようだ。干され状態にある彼女を作品のために起用したのは英断だと思う。

この世界2
深読みはいくらでもできるのだが、ボクが一番思ったのは、戦争前から戦時、そして、広島に原爆が落とされ、敗戦まで、日常生活をたんたんと描きながら、実は狂気の世界へと気づかないうちに人々が誘導されていったのではないかという恐怖だ。

人々は生活に困りながらも、時の政府の方針を受け入れて、工夫を重ねて文句も言わず(言えず)に過ごしている。
それは作品中、何度も描かれる食事のシーンに象徴されている。

「普通」が「普通」じゃなくなっているのに「普通」に変わっていく。

そして、多くのものを失っていくのだ。「すず」は両親、兄、可愛がっていた義理の姉の娘、初恋の人、そして、大好きだった絵を描くための右腕・・・。

戦争の悲惨さに重点を置いて描く『映画』より怖い。視覚的な恐怖は「ゾンビ映画」などでいくらでもあるのだ。

ただ、希望というか救いがない『映画』ではない。それこそが庶民にとっての「普通」の生活への希望だ。
家族の再生・再構築も予感させる。


今日の気になる言葉

―飛び去っていく、この国から正義が飛び去っていく―

「・・・ああ。暴力で従えとった言う事か。じゃけえ暴力に屈するいう事かね。それがこの国の正体かね。うちも知らんまま死にたかったなあ・・。」

のん」が公開時に語った言葉。

「ふつうの暮しというものがどんな時にもあって、生きていかなくちゃいけなくて。戦争というものが、ひとつの(独立したもの)としてあるのではなく、生活の中に隣り合わせに入ってくるものだっていうのを感じて、それがすごいこわい。だからこそ、(ふだんの)生活がすばらしくて幸せに思える、そんな作品と思います」


のん」さんのこの指摘は鋭いと思います。
ぜひ、見たい人や見た人は、原作もお読み頂きたいと思います。すごく様々な解釈ができる映画です。
入り口としてここもお勧めです。
ネタばれあり『この世界の片隅に』


<日記> スルー推奨!

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 曇り。とっても暖かいのは良い

今日はなぜかとても眠かった。一日中、ごろごろして、5時から映画を見る。
録画のもの。ネコ映画『レンタネコ』のご紹介。


レンタネコ』(映画)

あらすじはこんな感じ。主人公のサヨコは、都会の片隅にある平屋の日本家屋でたくさんのネコと暮らしていて、昔からネコだけには好かれる体質。亡き祖母のDNAを受け継いでいるようだ。祖母の仏壇を守りつつ、心の寂しい人に猫を貸し出すレンタネコ屋を営んでいる。猫たちをカートに乗せて、街を歩きながら、ネコをレンタルしてまわっている。
小さい拡声器で唱える声は、あの「竿竹屋」と同じ馴染み深いリズム。


レンタネコ1
良く考えれば、ネコを貸し出すって結構危険だ。
一応、審査はしているので、まあ、OKだけれど。
でも、確かに商売としてあっても不思議じゃないかな。
もちろん、サヨコは商売っ気なんかない。彼女の目的はさびしい人の「心の」を埋めること。

子どもも巣立ち、旦那も亡くなり、唯一の家族とも言える飼い猫にも先立たれてしまったお婆さん。
単身赴任していて、家族のところへ戻ることが決まったが、娘に避けられるサラリーマン。
自分に劣等感を持ち、はやらないレンタルカー屋で一人で勤務しているOL。
そして、泥棒で逃げ回っている中学校時代の幼馴染。

みんな心の中に自分では埋められない「」を抱えているのだ。


今日の気になる言葉

「おばあちゃんが死んだ後、心にぽっかりが開いてしまった。おばあちゃんが死んでしまったのに、むかつくほど、まぶしい朝がやってきて、バカみたいに1日3回お腹がすいて、しつこいくらいに日が暮れると月が昇って、吐き気がするような春が終り、ぐるっと夏が過ぎ去って、悲しみが終わって、ふさぎようのない心のぼこを埋めてくれたのはネコ達だった。

目標は紙に書いて毎日目にすると良いとどっかで聞いたサヨコの目標

「今年こそは結婚するぞ」
「焦りは禁物!!顔で選ぶな」
「新婚旅行はハワイ。その前に相手」
「選択の余地はない。上下15歳まで可」
そして年は巡り、
「今年こそ結婚するぞ」


そんなんで商売成り立つのかよっていうのは野暮。
実は彼女は株のトレーダーや占い師などもやっているという設定。

ネットのレヴューでは酷評も多い。確かにエンターテインメントとしてはつまらないかも。
でも、ボクは割りと、こういう静かでたんたんとして緩い映画は好き。ネコも好き。
監督はあの『かもめ食堂』の『荻上直子』さん。興味のある人はどうぞ。

おまけ

エンディングでイラストのネコさんが、
「ドーナッツのは履けばいいのよ」

ただ、レヴューで、心のはそのままでも良いってのがあって、何となく、それもありかなと考えてしまった。


<日記> スルー推奨!

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