普通の人間が、普通の日常を、ただダラダラと記録しつづけるだけの、いわゆる凡人の日記です。
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 平日。5時に目覚めるが、目覚めると同時に「」に飲み込まれる。漫画家の吾妻ひでおの『うつうつ日記』の中で、不安感を透明なオバQのような姿で描いているのがあるが、まさに、そんな感じ。得体のしれないものに飲み込まれて暗い淵に落ちていくような気持ちである。

 「トレドミン」と「トフラニール」を昨夜のうちに、枕元に置いてあったので服用するが甲斐もなく、2時間煩悶し、回復しないので、今日は、ボクの方から職場に℡をした。「できるだけ、遅れても来るように」と言われて、「いつもそのつもりです」と答えておいた。それができれば、苦労はいらない。

 しばらくして、同僚より℡あり。「書類に不備があるとのこと」、「職場に行かなければ資料がないから分からない。」と回答し、しばらく々する。昼ごろ、食事に行くかどうかで逡巡しているところで、上司から℡あり。「どうしても来てくれないと困る」とのこと。そんなに緊急性のあるものとは思えなかったが、「来い」と言われると、プレッシャーが増えて混乱する。

 理解しがたい部分だと思うが、「飯を食うか、食わないか」の選択に加えて「職場に行くか、行かないか」の選択が加わり、さらに、「行けなかったら・・・」という不安感が加わるのだ。それで混乱する。結局、飯を食うのはとりあえず置いておいて、行くか、行くまいか、いけなかったらどうするかで、また煩悶し、覚悟を決めて、職場に出かけることにしたのが3時過ぎ。やっぱり2時間は苦悩していたわけで・・・。

 飯も食わずに「ソラナックス」と風邪を服用し、出勤。しかし、ボクは病気療養中のはずなのだから、それを、呼び出すというのもいかがなものかと思い、また、その用件も、急を要するものであったかどうかも疑わしいので、久しぶりに、腹が立った。療養の必要性があるものを、「人がいない」という理由だけで職務につかせるのは、これは労働者の人権に関わる問題であり、命に関わる問題なのではないかとも思う。知っている弁護士を通じて、その辺を問い正したいとまで考えてしまった。

 家に帰り、屈した気持ちで、今日、初めての食事を取る。「照り焼きハンバーガー」と「ハムサンド」、メールをチェックし、昨日に引き続き、ポイントサイト「ちょびリッチ」のポイントを換金する。1500円なり。海堂尊の新作を、「楽天ブックス」で購入。楽天スーパーポイントを使って1200円で買えた。ためた分だけでも、ただで購入できたが、来月には、ひょっとしたらゴールド会員になれそうなので、そっちの方が得だから400ポイントを使うだけにしておいた。

 さて、『密やかな結晶』(小川洋子)をやっとのこと読了した。確かにおもしろい。が、結末にカタルシスがなくて、大分不満が募る。主人公の女の人は作中では作家の役割りを持つ。その小説が作中に挿入される「入れ子」型の構造の作品なのだが、本編では、「小説」そのものはおろか、肉体まで、この世から消滅する運命にあるのだが、逆に、作中の小説は、「言葉」を奪われることによって、自らの存在意義そのものまで失って行ってしまう。

 最後には、記憶を失わない特別な人間だけが、その「島」に残り、わずかな希望を残して作品は終了する。題名の『ひそやかな結晶』は記憶を失わない主人公の母親が残した、この世の「思い出の品々」なのだが、その残された「結晶」が、少しも作中の人物に力を与えずに取り残されてしまう。そこがボクには不満だ。これでは、次の作品を読む気を失くしてしまう。

 やっぱり、小川洋子を初めて読むなら『博士の愛した数式』が一番良いのではないかと思う。
 「トレドミン」2錠・「トフラニール」2錠。眠る前に「デパス」を一錠。いつもと変わりなく服用す。ボクにできることは、これだけである。

「君はルートだよ。どんな数字でも嫌がらずに自分の中にかくまってやる、実に寛大な記号、ルートだ」早速博士は袖口のメモの続きにその記号を書き加えた。<<新しい家政婦さんとその息子√>>
    『博士の愛した数式』小川洋子
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