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横須賀のカウンセラーのブログです。『箱庭療法』を中心に、カウンセリング・心理学全般を考察中。映画や本についての感想もUPしています。
 12月30日(土) 休日 快晴 15度

 朝、8時15分。新しい携帯のスヌーズの最後の1回で目覚める。今日も目覚め際に何やら夢を見たが、起きた瞬間、もう思い出せない。気分は良い。うつらうつらしながら、いろいろとたわいもないことを考え、精神分析やら、『螺鈿迷宮』の続きやらを読みながら、過ごす。

 10時半頃、ベッドから起き出し、リビングで一服。コーヒーが飲みたかったので、1Fまで降りて自販機で購入。「挽きたて炭火焼」を初めて飲んでみる。ちょっと香ばしい感じがするくらいで、大して違いが分からん。メールとブログをチェックし、「さて、今日はどうしたものか。」考える。

 昨日の「リリー」のカードの書類を送らなければならなかったので、昼&買い物がてら外に出る。天気は良いが、とても寒い。1Fでまたタバコを忘れたことに気づき、新しく買うのもばかばかしいので、逆戻り、最近、こんなのばっかり。

 昼は『○○○亭』で、「ポークジンジャー丼」、量も充分。お漬物に、味噌汁に、ヨーグルトに、コーヒーがついて、ランチ500円。やっぱり安い。ここで、服す。郵便局の前を通り、返書を投函し、少し遠回りになるが「LIVIN」を目指す。

 いっぱい正月の飾りとかがあったけど無視して、2Fの「CD屋」へ。昨日の全日本フィギュアの影響か「ショパン」の曲が聴きたくなったので、探す。「ファンタジー」と「ノクターン」の両方あるのが、なかなか見つからなかったが、「DECCA NEW BEST100」の中に一つだけあった。アシュケナージとかいうピアニストの名盤らしい。購入。続けて、本屋へ行き、ハードカバーは重たいので、文庫本を物色。『相克の森』(熊谷達也)と『風の影』(カルロス・ルイス・サフォン)を購入。熊谷達也の『ウェんカムイの爪』や『漂白の牙』は最近の野生動物を扱った中では傑作なので、これも面白そう。『風の影』は「今、世界中で話題沸騰」らしいので、一応読んでおくことにする。

 よく考えたら、正月の餅一つ買っていないけれど、一人なので、特に準備する必要もない。正月でも、コンビ二を始め、開いている所はいくらでもあるからね。

 家に2時に帰り『結婚できない男」を見る。見なきゃ良かった。続けて、稲垣吾郎版「金田一」の『女王蜂』を見る。なるほどねって感じだな。正月には『悪魔が来たりて笛を吹く』をやるらしい。難しい展開の話だけどどう味付けするか楽しみだ。テレビを見ながら、トイレとベッドルームを掃除。鼻が出てしょうがない。風邪を一応飲んでおく。

 6時に外に出て、今日も『末広』が開いていたので、「タンメン」をす。開いてて良かった。帰って服。ついでに、鼻かぜ用の風邪も一錠。おもしろそうなテレビもないので、「ショパン」を聴きながら、『螺鈿迷宮』を読了。「ショパン」のピアノが、時に転がり、時に飛びはね、沈み込み、心をかきたてて、なかなかの臨場感。読了後、思ったよりスケールの大きい医療サスペンス?(このへんの表現が難しい。帯にあるようにメディカル・エンターテインメントというのが最も適切かな)であったことに気づく。充分、満足した。以下、その感想。

 『螺鈿迷宮』(海道尊)の『チーム・バチスタの栄光』から続く、メディカル・エンターテインメントの第三作であり最新作。探偵役は三作とも共通の厚生労働省の「医療過誤死関連中立的第三者機関設立準備局長」という長い肩書きの役人。通称「火喰い鳥」または「ロディカル・モンスター」 この、長い肩書きが何を意味しているかは、その一部が本作で明らかにされている。前二作とは違うのは、今までワトソン役であった不定愁訴外来の田口が今回はほんの添え役。舞台が「東城大学付属医院」から、同地域にある老舗の医院「碧翠院桜宮病院」にうつり、今まで名前だけしか登場しなかった、白鳥の部下「氷姫」こと姫宮がやっと三作目にしてデビュー。語り手として、「天馬大吉」なる医学生が取って代わっている。

 「桜宮病院」は老舗の病院として由緒と歴史のある病院であったが、最近は「東城大学」のサテライト病院として、その負の部分を受け持ってきた。いままでは老人介護・ホスピスと寺院を一体化した複合終末医療の先端施設として、その地位を維持してきたが、国の政策の変更、つまり、老人と終末医療に金は使わないという方針により、風前の灯となっている。しかも、死者があまりにも多いという黒いうわさもある。

 そこに、ひょんなことから、天馬という医学生がマスコミのスパイ役として看護ボランティアの名目で送りこまれることから、事件は次第にその全貌を表わしていく。「桜宮病院」だけではなく「東城大学」そして、日本の医療全体の暗部があばかれていくのだが・・・そこに生命と運命の不思議な綾が描かれていくわけである。

 と書いても、何のことやら、さっぱりわからないのだろうが、詳しく説明すると大変だし、読む楽しみがなくなるからあんまり詳しく書かない。気になる人はご一読を。

 見所は、いままで圧倒的な論理力(口達者?)で、犯人を打ち負かしてきた白鳥が、今回は、「桜宮医院」の医院長であり、終戦後から医療の負の部分を一身に背負ってきた、「桜宮巌雄」の前に完全敗北(?)を喫するところにある。事件は解決するが、課題はずっしりと残されていくという事だ。

 しかし、この白鳥という人物。言動が一見めちゃくちゃであり、小太りである点で、前回、紹介した『イン・ザ・プール』の伊良部医師に瓜二つなのであるが、違いは伊良部の方は、最後は論理的ではないがほのぼのとしており、白鳥の場合は最後は論理的であるが、かならずほろ苦い何かを残す所だ。もちろん白鳥本人は、そんなことはおくびにもだしてはいないのだが・・・・。

 面白い作品なので、できれば第一作から順に読んでいくことをお勧めする。


 今日の名言

 「おい、そこのできそこないの医学生、これが最後だから、耳をかっぽじいて良く聞けよ。死を学べ。死体の声に耳を澄ませ。ひとりひとりの患者の死に、きちんと向き合い続けてさえいれば、いつか必ず立派な医者になれる」

 僕はうなずいた。この時僕は巌雄から、言葉と共に、途轍もなく大きな何かを受け取った。巌雄は僕がそれを受けとめたのを見て、微かに笑う。

    『螺鈿迷宮』(海道尊)
 
 さて、今、TVでは『有頂天ホテル』をやっている。これも以前、DVDで見たので感想を書くつもりはないが、良質な喜劇であることは確かだ。三谷幸喜の映画は『ラヂオの時間』とか『みんなの家』とか、結構、好きだが、三谷幸喜があまり表に出すぎるのがちょっと・・・。

 今日は、これを見てから、をいつものように飲んで寝る。今日は久しぶりに布団乾燥機で布団を乾かしたので、気持ち良く眠れると良いな。
 
 
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コメント
この記事へのコメント
リンク、よろしいでしょうか。
追伸
 リンクを結ばせていただいてよろしいでしょうか。
 一応、結んでおきますが、不快なようなら、遠慮なく、ご連絡下さい。
            momo2006
2007/01/05(金) 23:07 | URL | momo2006 #-[ 編集]
通じて良かったです!
 こちらこそありがとうございました。
 当ブログにお見苦しい所もあるかと思いますが、これからもご愛顧下さい。
 また、遊びに来ます。
2007/01/05(金) 20:32 | URL | momo2006 #-[ 編集]
コメントありがとうございます
はじめまして!

コメントありがとうございました♪
そして何も残さずトラックバックしてしまいまして申し訳ありません><

面白い!と思える本は読んでいるのですが、
なかなかそれを表現する力がついてきません。
なんとかうまく伝えられるように頑張ります。
今後ともよろしくお願いいたします。
2007/01/04(木) 18:14 | URL | きっちん #kJMvna1E[ 編集]
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2007/01/03(水) 22:54:03 | Book Review’S ~本は成長の糧~