▼ チルドレン

首相は福田さんでほぼ決まりそうですな。でも、森首相から小泉、安倍、福田ってラインは実は最大派閥の町村派です。森ラインからは崩れてないんですな。何かありそうでげす




6時起床。
なんとか習慣化できそう

9時までメールチェック。
新聞を読んで、
メンタルへ。
メンタルでは、
ここの所、快調なことと、
11月からのリハビリ通勤について話す。
「だいぶ休んで、調子もいいようだし、いいだろう」と
いうことでした。
決意も固まりつつありまする。
その足でジムへ向かう。
体力ももどさなくちゃ・・・。
昼は『玉川』で「天ざる」
家に帰ったら、
眠くなって一時間くらい仮眠。
これもなんとかしなきゃ。
む、でも、あせらない。
起きてからヴァイオ君でいろいろ。
夕食はケンタッキー。
運動してもカロリーが高いものばっかりで、
胴回りが中年(あたりまえだけど)

夜は、DVDで映画『チルドレン』を見たが、
今はテレビで『ライフ』を見ている。
共通しているようなものがある気がするが、
こんなものを見られるくらいにまで復帰したのかとも思う。
今日は、その紹介。



『チルドレン』
「伊坂幸太郎」の原作。それに惹かれて借りてみた。結論から言えば、結構おもしろい。元々は「WOWOW」でドラマ化(?)されたものみたい。でも、見ている分には、映画と変わらない。映画化するならそれなりのものがなけりゃ・・・って思うが、良くできている。
「伊坂」は『陽気なギャングが地球を回す』を読んで、なかなかおもしろいとは思ったけれど、続けて読もうとは思わなかった人。『重力ピエロ』って作品で「直木賞候補」になったらしいけど。
特徴は「家裁調査官」という割とマイナーな人間を主人公にすえて、少年犯罪における罪と罰について描いている。
冒頭、仮面をかぶらされた人間たちが人質になった銀行強盗の事件があって、解放された人質の中に「盲目」の人がいて、その人が推理を述べていたから、「おっ、盲目探偵か!」と思ったけど、主人公は人質になった「家裁調査官」
「万引き」というれっきとした犯罪であるにもかかわらず、軽く見られがちな犯罪を通して、現代の少年たちの闇の部分を描いている。
主人公は筋肉フェチでマッチョだけど臆病な部分もある武藤(坂口憲二)、先輩役で、でたらめで口達者だけど腕は確かな陣内(大森南朋)、そして、人質になったのがきっかけで武藤が恋に落ちた美春(小西真奈美)、万引き常習犯の木原(三浦春馬)
大きな事件という事件は冒頭の一件だけだが、様々な事件を通して、人の心の襞を描いていて、しみじみとできる佳作である。美春は万引きのトラウマを引きずっているし、世間の少年法に対しての一般的な冷たい見方なども示されていて、考えさせられる。
そこには「真実」という大事なものが抜け落ちているのだ。そこにいつも対峙しているのが、「家裁調査官」という人種なのだろうと思う。
「今日の名言」-少年法がなぜ存在するのか-
武藤と木原少年との会話
「調査官は拳銃を持った牧師なのだから・・・法律という拳銃を持った牧師なんだってさ。でも、その武器を滅多に使わない」
「出し惜しみしているってこと?」
「待っているのさ。罪を犯した少年が懺悔室で本心を打ち明けてくれるのをね。」
「甘いね」
「でも、いざとなったら拳銃で脅して無理矢理、教会へ連れてくることもできる。」
「無茶苦茶だよ。」
「僕らは、したたかな少年達に、だまされているんじゃない。だまされてやっているんだ。」
「負け惜しみだね。」
「ああ、負け惜しみだ。」
『チルドレン』について
「チャイルドの複数形はチャイルズじゃない。チルドレンだ。彼らは集団になると別の人間になるんだ。」
『ライフ』でも、「いじめ」の原因が「いじめ」を許している集団の質にあることにスポットライトをあてている。彼らは全員が加害者であることに気づかない。「悪い奴には何をしてもいい」という考え方にこそ問題がある。
最近のマスコミみたい。そういえば・・・
『チルドレン』の中でも、陣内が、こんなこと言ってたな。
「かっこ悪い大人が少年犯罪をつくっているんだ」
でも『ライフ』のスポンサーが金融「武富士」ってのはどうなんだ?
自分達を許しているのは世間が悪いとでもいいたいのか?
これ以上考えると眠れなくなるので、もう寝ます。
お休みなさい。
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こんばんみー。『ライフ』は怖くて今まで全然見られませんでした。
最後に希望を残して終わるシーンが良かったですな。
「伊坂」さんは、1冊しか読んだことがないので、これを機会に読んでみようかな~なんて考えてます。
まず、『重力ピエロ』かな。映画化もされたみたいだし・・・。
お心の調子はいかがですか。ボクは好調とはいえ、不安が頭をよぎります。
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