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横須賀のカウンセラーのブログです。『箱庭療法』を中心に、カウンセリング・心理学全般を考察中。映画や本についての感想もUPしています。
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晴れどピーカンだよしかも暖かい。半そでの人もいたよ~。

『和』の心理療法の第5弾。『構成的グループ・エンカウンター』についての覚書。
心理療法というよりは「心理教育」と言った方が正確かな。
『グループ・エンカウンター』自体は、あの「カール・ロジャーズ」も行なっていた手法ではあるが、「構成的」なものとして体系付けて構築したのは日本オリジナル。『和』に分類してもいいんじゃないかな。


構成的グループ・エンカウンター(SGE)』(心理学)

ルーツは60~70年代のカルフォルニアの「エサレン研究所」
当時「エサレン」は「人間性心理学」のメッカ。「ロジャーズ」を初め、「マズロー」・「フリッツ・パールズ」・「ビクトール・フランクル」などそうそうたるメンバーが揃っていた。
そんな中で『グループ・エンカウンター』は生み出されたのである。


エンカウンター1
それを『SGE(Structured Group Encounter)』として、開発・普及につとめたのが、教育者であり、カウンセリング心理学者・大学教授の『國分康孝』氏だ。

彼は、『構成的グループ・エンカウンター』(以下『SGE』)を「集中的なグループ体験であり、<ふれあい>と<自己発見>を通して、参加者の<行動変容>を目標とし、究極的には<人間的成長>を目指すもの」と定義づけている。
キイワードは「在りたいように在る(Courage to be)」・「感情交流」・「自己覚知(Self awareness)=感情体験を伴う気づき」
思想的・理論的には「実存主義」と「ゲシュタルト療法」が二本柱。

エンカウンター2
基本的な流れは以下の通り。


①インストラクション(導入・説明):趣旨説明・エクササイズ(課題)の内容、進行方法、ルールの説明。
②エクササイズ(課題・活動):目標に合わせて6つのねらいと行動変容の3つの「ボタン」?の組み合わせによって最適なものを選ぶ。
 6つのねらい=「自己理解」・「自己変容」・「自己表現・主張」・「感受性」・「信頼体験」・「役割遂行」
 3つの行動変容(変容を目指すもの)=「感情」・「思考」・「行動」
③シェアリング(思いの共有)=エクササイズを通して気づいたことや感じたことを話し合い共有する。

「構成的」の構成とは「枠組み」のこと。具体的には、エクササイズが決められていること。グループであること。そして、ルールと時間が決められていることである。これは、参加者の「心的外傷」を防ぎ、効率的・効果的に進めるためのものだ。

一番、分かりにくいのは、エクササイズだと思うが、今や何種類あるかわからないほどあり、今も開発されている。
例えば「サイコロ・トーク」とか、「ブラインド・ウォーク」・とか「内観(簡便なもの)」とか「傾聴訓練」とか・・・。

シェアリングは参加者の認知の修正・拡大を求めるものだ。

こういったものが複雑に組み合わさって、まさに「構成」されている。教育現場での普及は拡大しており、ほぼ学校で行なわれているが、企業の研修にも使われている。グループのメンバーの質と量の勘案が難しいところだ。常に等質とは限らない。

ボクも何十回となく、実践したが、なかなかうまくいかないこともあった。有効な「心理教育」で、面白いのだが、リーダーの力量とメンバーの意欲も関係する。万能ではないということかな。いや、万能な方法なんてないな

さて、5回に渡って紹介してきた『和』の心理療法であるが、次回で一区切り。
ちょっと、散らかった頭を整理して、取りこぼしてきたことを補って、凡人なりの見解をまとめたいと思う。



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