横須賀のカウンセラーのブログです。『箱庭療法』を中心に、カウンセリング・心理学全般を考察中。映画や本についての感想もUPしています。
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ど~んよりした曇り。風が強い。気圧が文字通り圧迫してきて、体調が悪い。このあと嵐になるらしい。

今日は部屋を片付けていて、昔、精神面の危機に直面したときに、病院で見つけた無料の2冊組の冊子がでてきた。
WRAP(Wellness Recovery Action Plan)』、日本語訳は「元気回復行動プラン」
随分、示唆をあたえてもらったものだ。


WRAP(元気回復行動プラン)』(メンタルヘルス)

WRAP1.jpg
この『プラン』は、当時「躁鬱病」で苦しんでいた、アメリカの「メアリー エレン・コープランド」さんが、他の「生き辛さ」を感じていた当事者たちと「健康であるための工夫」を聞いて創り上げたもの。

実際に一般の人の見方とは異なり、当事者たちは、自分が「健康」であるために、それこそ涙ぐましい努力と工夫をしていることは多い。そういう工夫を誰にでもできるように精錬して、その要諦をまとめたもの。

メアリー」さんは、元気であるために、あるいは、元気を取り戻すために、必要なことは5つだとしている。

①希望の感覚を持つこと:どのような状況でも可能性を信じあきらめない。
②自らが主体的であること:自分にとって何が必要であるか自分で判断し自分で選ぶ。
③学ぶこと:過去、現在、未来に向けて学び続け、実践し検証する。
④自らの権利を擁護すること:自分にとって大切なことを大切にし主張する。
⑤サポートされる・する関係を構築すること:遠慮せずお互いがお互いを助け合う関係を築く。

の5つである。


WRAP2.jpg
「プラン」を作成するのは自分自身。「プラン」は6つの分野にわたる。

①「日常生活管理プラン」=「私はどんな人か」・「元気であるため毎日すること」・「時にはやると良いこと」の3ステップ。
②「引き金に対処するプラン」=「調子を崩すきっかけになる出来事」・「それを乗り切るために必要な方法」
③「注意サインに対処するプラン」=「更に何かをしなければならない注意サイン」・「注意サインが落ち着くため毎日すること」
④「調子が悪くなっている時のプラン」=「緊急事態が生じそうな気分や行動」・「その時の対処」
⑤「クライシスプラン」=「普段の私について」・「症状について」・「サポーターになって欲しい人、欲しくない人」・「薬について」・「治療について」・「入院以外の方法」・「病院についての希望」・「周りの人からのサポート」・「終了のサイン」
⑥「緊急状態を脱した時のプラン」=「脱出したとわかること」・「脱出したときの感じ」・「サポートしてくれる人」・「家にもどってすること」・「生活上責任を持ってしてきたこと」・「肩代わりしてくれた人」・「責任を取り戻すための手順」

これらを、具体的に詳細にリストアップしていくのである。そして、それらを、一つのセットとして紙媒体などにまとめ、常に眺め、調整し、携帯し、実行する。「日常生活管理プラン」は、いつも目につくところに掲示しておくと良い。

写真の2冊は、簡易な説明編とリスト作成編(個々のリストの空白の記入欄がある)になっている。健康だと思っている人も浮き沈みはあるだろうから、やってみても良いかもしれないね。

お休みなさい・・・



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時々 暖かい。地域によっては夏日。明日からはまた気温は下がるらしい。もう、気候の変動はきついよ

今日は、録画の撮り溜めを見ていて、「新海誠」監督の『秒速5センチメートル」を発見したので、見てみた。
今日はその感想です。


秒速5センチメートル新海誠)』(映画)

アニメーション映画。監督はあの「君の名は」の『新海誠』さん。
短編の3部作構成で、一つの作品となっている。
主な登場人物は、主人公の「遠野貴樹」と、彼とは「他とは分かち合えない共通の思い」を抱えている両思いの初恋の人、「篠原明里」、そして、「貴樹」の転校先の種子島の高校で、彼へ片思いをしている「澄田花苗」


秒速1
まあ、簡単に言えば、子どもから、思春期、大人に至るまでの純な恋愛模様と言った所だろうか。
何か物語(ストーリー)というよりかは、叙情的・感傷的な詩を見せられている感じだ。
それは、決して悪い意味ではなく芸術的な表現としては「あり」だろうとは思う。


秒速2
三短編のあらすじは以下の通り。
ネタばれご容赦だが、そんなに核心には触れていないつもり。

『桜花抄』
小学校から中学校の期間の「貴樹」と「明里」の淡い恋を描く。小学校卒業と同時に栃木へ転校する「明里」、2人は文通を続けているが、「貴樹」は中学校で、鹿児島に転校することになる。距離を離れてしまうことを危惧する「貴樹」は「明里」に会いにいくことにするが、電車は無情にも大雪で遅延してしまう・・・象徴として表れるのは「桜」と「雪」

『コスモナウト』
種子島の中学校に転校してきた「貴樹」に一目ぼれし、彼と同じ高校へと懸命に勉強し合格を果たした「澄田花苗」
彼に思いを打ち明けたいと思いながらも友人関係を卒業できない。進路選択が迫り、彼女には何も選択できないが、「貴樹」への思いは募っていく。趣味のサーフィンで大きな波に乗れたことを契機に告白を決意するが・・・。モチーフは波とロケット。

『秒速5センチメートル』
社会人になった「貴樹」は、ひたすら仕事に追われながらも、高い理想を目指していた。だが、3年間付き合ってきた彼女に「心」が「私」の方を向いていないことを指摘され、振られてしまう。彼自身も迷いとまどい、仕事を止めてしまう。彼の心には、初恋の彼女が棲みついていることに気づくのだが、一方彼女は・・・・
三篇の中で一番印象主義っぽく断片的な表現形式。


今日の言葉

「ねえ、秒速5センチメートルって桜の花の落ちるスピード。秒速5センチメートル。」
「ふーん、明里、そういうこと良く知っているね。」
「ねえ、何だか、まるで雪みたいじゃない。」
「そうかなあ。ねえ、待ってよ、明里」
踏み切りで急に走り出し、踏み切りを渡る明里。
「貴樹くん、来年も一緒に、桜、見れると良いね。」

『新海』監督の「君の名は」はおもしろかったが、そんなに絶賛されるほどか?との思いはあった。
それは「シン・ゴジラ」とも同じ思い。

風景等細部の描写は正確でこだわりを感じる。

アジア太平洋映画賞のアニメーション映画賞、さらにイタリアのフューチャーフィルム映画祭にて最高賞にあたる「ランチア・プラチナグランプリ」を受賞したり、国際的な評価も高い。あるレヴューでは、「桜の描写が美しい作品」の代表として紹介されている。

けれども、やっぱり???な作品と感じてしまうのは、ボクの感覚がずれているのだろうか?
あまりおもしろさも感動も感じなかったのは残念だ。ときめきも・・・だな。

今日はここまで。お休みなさい。



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晴れ。暖かい。もう完全に春だなあ

最近、「秋山さと子」さんの『ユング性格分析』という本を読んでいるので、ユングの『性格論(タイプ論)』についてまとめたいと思う。
本の紹介ではなくて、ボクなりの解釈。間違っている部分もあると思うので、そのへんはご容赦を。また、教示いただけるとありがたい。


ユングの性格論』(心理学)

ユングの性格論』で有名なのは「内向(的)」・「外向(的)」がある。
これを「ユング」が考えたものだとは知らなくても、言葉だけは知っている人は多いだろう。

実はこの考え方は、「ユング」が「フロイト」と「アドラー」が「神経症」の原因について異なる解釈をしたことが発端にある。

「フロイト」は患者と父親、母親の3人の心の外的な関係の中にエディプス・コンプレックスがあるとした。
それに対して「アドラー」は患者の心だけに焦点をあて、そこにある劣等感をめぐる権力の理論で説明できるとした。

「ユング」はなぜ同じ患者なのに、二つの理論が導き出され、そのどちらも効果的であるのかを検討し、この違いは、「フロイト」と「アドラー」の心の方向性の違いではないかと考えた。

つまり、「フロイト」の心の方向性は外側に、「アドラー」の心の方向性は内側に向けられ、それが患者に投影されたものとしたのである。

これが、「外向ー内向」という心的エネルギーの方向性の理論である。


タイプ論2
さて、この「外向ー内向」を立体的な天地軸とすると、平面には、「合理軸ー非合理軸」が交差し、「心の4種の機能」が考えられている。

「合理軸」とは、価値判断基準に基づく機能であり、「思考ー感情」の2種類である。どちらかが優位に発達すれば、もう一方は劣等機能となる。「感情」は「合理的」ではないと思う人もいるけれど、「ユング」は「快ー不快」の価値判断基準によるものだから、「合理的」としている。

一方「非合理軸」は価値判断基準に基づかない機能であり、「直感ー感覚」の2種類になる。「感覚」は対象そのものを見るのに対して「直感」はその背後のものまで探ろうとする。ある一枚の絵を見て「美しい」とか「下手だ」と思うのは「感覚」であり、「100万円くらいの価値はある」とか「○○の描いた作品だ」などと思うのが「直感」である。


タイプ論1
これらの「内向ー外向」の「心的態度」と「四つの機能」を組み合わせることによって、「ユングの性格分析」は成り立っている。

例えば「外向的」で「思考」の機能が優位に働いている人は「外向的思考型(タイプ)」、逆に「内向的」で「直感」が優位に機能している場合は「内向的直感型」という具合だ。

しかも、「思考型」であっても、第二位に「直感」が来るのか「感覚」が来るのかによっても又違ってくる。つまり、第二位まで含めると16種類の「性格類型」があるということになる。この「類型」は興味深いし、一見、役にたちそうだが、「ユング」自身はこのような、ラベル貼りには興味はなかったらしい。

「ユング」は「外向ー内向」については生得的なものとしながらも、「四つの機能」については、今、どれが優位に機能しているかということであって、「未分化(発達していない)」な劣等機能を成長させることによって、よりバランスの取れた人間になれるとかんがえていたようだ。要は「自己実現」なのである。


ちなみに、これも簡単に診断できるサイトがある。便利になったものだなあ。ユングの性格類型
ボクはこれ
タイプ論3
なお、「秋山さと子」さんによれば、対極の性格にある人同士は決定的に相性が悪いそうで、こればっかりは無理して合わせない方が良いそうです

では、今日はここまで。お休みなさい。



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晴れ~。涼しくて過ごしやすい

最近読んだというか眺めた本の紹介。「心理学」や「心理療法」の近接領域かな。『夢占い大事典』
著者は「夢占い」ではなく「夢解き」(夢の解釈の仕方)と言っているが・・・。割と興味のある分野だ。


夢占い大事典(不二龍彦)』(読書)
夢占い1
惹句にいわく、「日本で一番詳しい夢事典!」
確かに3cmくらいの厚さはある。「事典」なので、語句を引くもの。基本的な意味するものと、「吉凶」両方の意味、解釈のポイントが記されている。
例えば、こんな感じ。

[やみ 闇]
基本的な意味:「運気のふさがり」や「出口の見えない精神状態」を象徴します。
解釈のポイント:しばしばこの夢を見るなら、心を病んでいる可能性があります。
吉夢
・「闇が晴れる、闇の世界から抜け出る」 それまでの不調から解放され、道が開ける。
・「闇の中にポツンと明かりが見える」 進むべき方向が見えてくる。
凶夢
・「自分が夢の中にいる」
①見通しがまったく立たない。②精神的に極度に行き詰っている。

「事典」なので、全体の紹介はできないが、その前書き的な、「夢解きのポイント」を要約する。

A夢は未知の外国語だと思え!
(夢に表れたものをそのまま日常の言語にしても無理。概念ではなく象徴としてとらえること。)

B夢の意味には二つの顔がある。
①多くの人に共通の普遍的な意味。
②自分だけに通じる個人的な意味。

C夢のビジョンには、必ず自分との接点がある。
まず、「自分だけに通じる個人的な意味」を探ることが先決。

D打ち消しに注意せよ。
出てきたシンボルが、どんな状態か、どうなったか、あるいはどうなろうとしているかを注意深く観察することが大事。

E自らの現状に即して判断せよ。
夢はその人が置かれた状況、年齢、性別などによって、まるで違う。

F目覚めの時の印象・気分をチェックせよ。

G「雑夢」か「予知夢」かチェックせよ。
(夢には「雑夢」と「予知夢」があり、後者の方がかなり明晰だとのこと)


ボクは占いの類はまったく信用しないけれど、スピリチュアルなものを否定はしない。
それは相当の歴史を持って、現代まで生き抜き、多くの人を癒して来ているからだ。
その効用は否定はできないと思う。

ちなみに、「ジェイムズ・R・ルイス」の「夢の事典」によると、
「闇」(Darkness)は、「他の多くのありふれた日常体験の要素と同様に、暗黒は、広範囲なものを表すことができる。光の対極物としての暗黒は、悪、死、未知への恐れ、喪失感を表しうる。夢に表れた暗さや暗い部分が、無意識、子宮、目に見えない可能性を象徴することがよくある。あらゆる夢の象徴の場合と同様、夢全体の雰囲気と背景から、どの解釈が適切なのかが分かる」としている。


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晴れ。夏日だどこぞでは25度を超えたらしいよ・・・。

良い天気が続いているので、花見がてら横浜へ。
前から気になっていた『原鉄道模型博物館』に行って来た。
少し鉄分(鉄道好きな成分)もあるので、機会があれば・・・と思っていたが、なかなか機会がなかった。
昨日は「エイヤ」っと気合を入れて、踏み切ってみたのである。


原鉄道模型博物館in横浜』(写真日記)

原鉄道1
場所は横浜駅東口からほど近い、「三井ビルディング」の2F。

「コクヨ」の元専務、世界的鉄道模型制作・蒐集家であった「原信太郎」のコレクションを展示・展開している博物館。
貴重な一番ゲージなど各種ゲージの模型。ビンテージな切符や鉄道プレート等など、見所は多々ある。
その中でも、世界最大級のレイアウトで実際に走る一番ゲージのジオラマこそは一見の価値がある・・・と思う。


原鉄道2
大きさは30m×10m。路線の数は6本。全路線の長さの総計は約450m。圧巻なのは、山や川、建物、人物、鉄道以外のジオラマの造形だ。

原鉄道3
停車場かな。極めて精緻なつくりになっている。細部まで妥協がない。

原鉄道4
時間も再現されている。夜明けから夜まで。10分から15分位の間でゆっくり変化していく。写真は夜景。

原鉄道5
駅舎と駅前の風景。屋上にホームがある。実際にあったのかなあ。ちょっと不思議な光景。

原鉄道6
別室にはHOゲージサイズの横浜みなとみらい付近の風景を再現したジオラマもある。こちらも見事なできだった。写真可なのは嬉しいね。このあと、サウナに行って休みましたとさ。良い一日でした。

正直、そんなにも期待はしてなかったけれど、行ってみてビックリ。想像以上に良かったです。この日は「そごう美術館」で「院展」もやってたのだが、一館で充分満足してしまった。大人入場料1000円。再入館もできるし、「動鉄実習」や「模型づくり」などの体験もできる(詳しくはHPで確認してね)ので、お好きな人は一日楽しめる施設だ。

今日はここまで、お休みなさい。

※追記 昔のドイツの鉄道関係の街並みだそうです



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